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矢吹正道、2年7か月ぶり世界王座返り咲き ノンシンガを9回TKO IBFライトフライ級

スポーツ報知 / 2024年10月12日 19時37分

2R、攻める矢吹正道(カメラ・豊田 秀一)

◆プロボクシング▽IBF世界ライトフライ級(48・9キロ以下)タイトルマッチ12回戦 矢吹正道(TKO 9回1分50秒)シベナティ・ノンシンガ(12日・愛知県国際展示場)

 同級2位の挑戦者、矢吹正道(LUSH緑)が世界王座返り咲きを果たした。同じ右構えの王者・シベナティ・ノンシンガ(南アフリカ)に9回TKO勝ち。通算成績は矢吹が17勝(16KO)4敗、初防衛失敗のノンシンガが13勝(10KO)2敗。

 ゴングが鳴ると、お互い相手の強打を警戒するなか、矢吹が初回から前へ出る展開。ノンシンガはカウンター狙いの大きな空振りを繰り返した。試合が動いたのは8回終了間際、矢吹が右ストレートからの連打で最初のダウンを奪った。辛うじて立ち上がったノンシンガは、ラウンド終了ゴングに助けられた形だった。だが9回、矢吹が連打で2度目のダウンを奪う。ファイティングポーズを取ったノンシンガに、さらに右ストレートをお見舞いし、3度目のダウンを奪うとレフェリーが試合をストップ。矢吹が見事、本拠・愛知で世界王座に返り咲いた。

 矢吹は2022年3月、WBC世界同級王座の初防衛戦で前王者・寺地拳四朗(BMB)と再戦し、3回KO負けで陥落。23年の左アキレスけん断裂、手術を乗り越え、この日の大舞台にたどり着いた。

 妻・恭子さん、ともにアマボクサーで9月の「ジュニアチャンピオンズリーグ」できょうだい全国Vを果たした中2の長女・夢月(ゆづき)さん、小5の長男・克羽(かつば)さんが見守る中、ノンシンガに挑戦。終始、勇敢に戦った。

 ◆矢吹 正道(やぶき・まさみち)1992年7月9日、三重・鈴鹿市生まれ。32歳。中学3年から本格的にボクシングを始め、四日市四郷高時代にインターハイ出場。2016年3月、プロデビュー。20年7月、日本ライトフライ級王座獲得。1度防衛後に返上。21年9月、寺地拳四朗に10回TKO勝ちし、WBC世界同級王座奪取。初防衛には失敗。身長166センチの右ボクサーファイター。本名は佐藤正道。リングネームはボクシング漫画「あしたのジョー」の主人公・矢吹丈から。弟はプロボクサーの力石政法(大橋)。家族は妻と1男1女。

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