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埼玉上尾、NEC川崎に3―0完勝 岩崎こよみが途中出場も、パリ五輪代表対決は持ち越し…SVリーグ開幕

スポーツ報知 / 2024年10月12日 22時58分

第3セット、得点を喜ぶ埼玉上尾・黒後愛(左から2人目)、山中宏予(左から3人目)(カメラ・小林 泰斗)

◆バレーボール ▽大同生命SVリーグ 埼玉上尾 3―0 NEC川崎(12日、川崎市とどろきアリーナ)

 世界最高峰リーグを目指す新リーグの「大同生命SVリーグ」の女子が開幕し、昨季Vリーグ3位の埼玉上尾が昨季覇者のNEC川崎を敵地で3―0で破り、開幕白星発進を切った。観衆3280人が集まった注目の一戦で、大同生命SVリーグ女子の記念すべき初勝利をつかんだ。

 NEC川崎のコンヨット・アチャラポーンのスパイクでSVリーグが幕を開けた。競り合いの第1セット(S)、22―23から埼玉上尾のアウトサイドヒッター(OH)・黒後愛の痛烈なスパイクで追いつくと、OH佐藤優花主将がレフトからクロスに決めた。客席がNEC川崎カラーの真っ赤に染まったアウェーの中、接戦の第1Sを取り切ると、第2S以降も流れを手放さず相手を寄せ付けなかった。

 同時にコートに立てる外国人選手の数が増枠した新リーグで、NEC川崎はタイ出身のアチャラポーンに加え、ブラジル代表で昨季までイタリアセリエAでプレーしたダシルバ・ロレイナメアリーズをライトで先発起用。埼玉上尾はベンチ入りした全14人が日本選手。総力で昨季Vリーグ2連覇した強敵から完勝した。

 注目のパリ五輪代表対決は、埼玉上尾にセッター・岩崎こよみ、NEC川崎にはミドルブロッカー山田二千華、今季加入したOH和田由紀子の顔合わせ。岩崎は第1S中盤にコートに立ち、第2S以降も途中出場。大久保監督は「パリが終わって体調を見ながらの出発となった」と起用を説明した。NEC川崎で出場がなかった山田と和田について、金子隆行監督は「和田は(ポジションを争う)ロレイナがいいパフォーマンスを出したところで出場機会がなかった。山田はコンディション的なの部分も含めてもう一つ上げてきてもらいたい。本人にも伝えて納得してくれている」と説明した。

 第2戦は、13日午後1時5分から同会場で再び激突する。

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