【大学野球】花巻東で初の法大硬式野球部入部者・熊谷陸が４安打３打点の大暴れ 佐々木麟太郎の活躍に「勇気をもらっている」

６回２死一塁、左前安打を放つ法大・熊谷陸（カメラ・佐々木　清勝）

◆東京六大学野球秋季リーグ戦第５週第１日▽法大１６－０東大（１２日・神宮）

　法大は７回に打者１４人の猛攻で一挙１０得点するなど、東大を圧倒。１５安打１６得点で快勝した。花巻東の「２番・遊撃」で昨夏甲子園８強に貢献したルーキー・熊谷陸が６打数４安打３打点の大暴れ。７回１死満塁、右中間に走者一掃の三塁打を放った。

　「何としても先輩方を勝たせるつもりで打席に立った。勝利に貢献できたので良かったです」

　花巻東で初の法大硬式野球部入部者。高校でチームメートだったスタンフォード大の佐々木麟太郎内野手とは「時々連絡を取って、勇気をもらっているので、とても頑張れています」と刺激にしている。

　大先輩のドジャース・大谷翔平もポストシーズンに全身全霊で臨む昨今。「ニュースで見たりして、すごい活躍をしている。自分もそんな選手になれるよう頑張りたい」と夢を描いた。（加藤　弘士）

　法大・篠木健太郎投手（ドラフト上位候補の剛腕は先発し７回２安打無失点、９奪三振）「優勝を目指していて、わずかな望みのためには６連勝しかない。その１勝をしっかり取れるようにと思って投げた。（ドラフトへ）近くなればなるほど気にしますけど、目の前の勝利に向かって頑張ることしか、自分はコントロールできない。自分のコントロールできることをやろうと思っています」