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東海大札幌、チーム一丸となり「攻撃的守備」見せる…全国高校サッカー選手権北海道大会19日開幕

スポーツ報知 / 2024年10月13日 5時45分

結束を固めて選手権道大会に臨む東海大札幌の選手たち

 「攻撃的守備」の完成形を、東海大札幌が全道舞台で見せにいく。札幌1部リーグは3位で昇格を逃すも、失点は14試合で8と最少に抑えた。稲辺史郎監督(47)は「技術のミスが発生して負けると自信を失う。リスク回避のためにも攻撃の仕方から変えた」と現チームからスタイルを変更。ボールと一緒に人も前へ進む形とし、攻撃力だけでなく守備の安定にもつながった。

 徹底した対策が根底にある。アプリを使って「プレーモデル」と題し、決まり事などを選手に伝える。場面に応じた動き方も画で見せることで、輪島馴也主将(3年)は「チームの方針はこうというのが分かりやすいので、みんなが考えを共有できる」と効果を口にする。昼休みに校内の大型スクリーンで相手の分析を行うなど、時間も有意義に使いながら準備を進めてきた。

 結果で応えたい存在がいる。8月の札幌地区予選突破後、DF莖田(くきた)航太朗(3年)が選手生活をあきらめることを決断し、9月に右肩の手術を受けた。中学から続いていた脱臼が日常生活でも生じるようになり、悩み抜いた末に出した結論も、引退は一切考えなかった。「一緒に戦ってきた仲間。どんな形でもチームに貢献したい」と裏方への転身を決意。練習準備などを行いつつ「サッカーをやりたい思いは少なからずあるが、今は選手がより一体感を持てるような声がけをすることに意識がいっている」とチームを鼓舞している。

 目標だった選手権を志半ばで断念した友の分もと、初の全国選手権出場へ、イレブンの士気は高まる。輪島主将は「最初から手を抜かない東海のサッカーで全国の舞台を見せたい」と決意を示した。チーム一丸となって臨める態勢は、整っている。(砂田 秀人)

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