1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

東海大静岡翔洋12点爆勝発進 釜下諒が17歳誕生日にハット「全国で歴史つくりたい」

スポーツ報知 / 2024年10月13日 6時50分

後半、天竜DFと競りながらシュートを放つ東海大静岡翔洋・釜下(左)(カメラ・里見 祐司)

◆サッカー◇全国高校選手権静岡県大会▽1次トーナメント3回戦 東海大静岡翔洋12-0天竜、清水桜が丘5-0韮山(12日、清水桜が丘高Gほか)

 1次トーナメント3回戦が行われた。シード校が登場し、第2シードの東海大静岡翔洋は天竜に12―0で大勝。この日が誕生日のFW釜下諒(2年)が後半から出場して3得点と活躍した。清水桜が丘は韮山に5―0で快勝。また、県総体4強の聖隷クリストファーが浜松湖北に、伝統校の清水東が富士東に敗れた。同じシード校の焼津中央と袋井も敗退。決勝トーナメント進出をかけた4回戦は19日に行われる。

***

 翔洋が多彩な攻撃で大量12得点を挙げた。前半23分にMF藤倉凰義(3年)が密集したDF陣の中央を突破して決めれば、同30分にはMF西田堅翔(3年)が右から切れ込みミドルシュートを突き刺した。

 シード校にとって、この日が初陣。ただでさえ動きが硬くなる状況だが、試合前には太田恒治監督(51)から「枠内シュートは0に抑えろ。そして2ケタ得点を狙え」と強いプレッシャーをかけられていた。今後の戦いを見据えて「精神的に強くなれ」という願いを込めての言葉だったが、選手たちは見事に応えた。藤倉は「攻撃パターンがいっぱいある。それが今季の翔洋の強さです」と話した。

 圧巻は後半だ。レギュラー組と交代してピッチに立ったMF吉井涼(3年)とFW釜下が「勢いをつけよう」と躍動し、ともに複数得点。とくに背番号18の釜下はハットトリックを達成し、「きょうは17歳の誕生日なんです。両親も見に来てくれていて、親孝行ができました。うれしいです」と声を弾ませた。

 さらに終了間際にはMF中林遥人(3年)がゴール。ムードメーカーの1発にベンチも盛り上がった。すでに県ユースAリーグで優勝とプリンス参入戦出場を決めているタテジマ軍団が、勢いの強さを見せつけた。

 もちろん目標は4年前の先輩たちが惜しくも逃した優勝だ。「全国に出場して歴史をつくりたい」と釜下は宣言。次のオイスカとの4回戦でも攻撃力を爆発させて、決勝トーナメントに乗り込む。(里見 祐司)

 清水桜が丘がサイド攻撃で韮山DF陣を振り回し、5ゴールを奪って好発進した。前半3分、FW田中莉安(2年)のゴール前へのロングスローに、ファーサイドで待ち受けていたMF滝怜真主将(3年)が頭を合わせて先制。同23分には右からのクロスに、左から走り込んだFW前川蒼空(そら、3年)が足を合わせて追加点だ。「練習からやってきた形」と前川は胸を張った。

 5月の県総体は初戦で磐田東に1―2で敗れた。その後は大学生と練習試合を行うなど、プレースピードの速さを追求。お互いのコミュニケーションも高めてきた。「一からやり直してチームに一体感が出てきました」(前川)

 昨夏の県総体は決勝で静岡学園に逆転負け。「悔しい思いをした。今回こそ全国へ行く」と滝主将。練習で決定力を高めて、頂点まで勝ち進む。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください