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世界王座返り咲きの矢吹正道、初奪取めざす弟・力石政法の存在が励み「いなかったら辞めている」一夜明け会見

スポーツ報知 / 2024年10月13日 13時30分

ノンシンガ戦から一夜明け、世界王座返り咲きを報じるスポーツ報知を手にとる矢吹正道(田村 龍一)

 プロボクシングIBF世界ライトフライ級の新王者となり、2年7か月ぶりに世界王座へ返り咲いた矢吹正道(32)=LUSH緑=が13日、9回TKO勝ちしたシベナティ・ノンシンガ(南アフリカ)戦から一夜明け、名古屋市内で会見した。「実感はないが、ホッとした」と勝利を報じる新聞を手に笑顔。今後についての話題に「今は、おなかいっぱい。次へ次へと考えられない」と苦笑した。

 17日にノンタイトルの次戦を控える弟で、スーパーフェザー級の世界ランカー・力石政法(30)=大橋=に触れ「弟がいなかったら(ボクシングを)辞めている」と衝撃の告白も。「兄弟世界王者」の実現を励みに、現役を続行していくスタンスだ。

 次戦について「ライトフライ級では、もうやらない。やればファイトマネーも(挑戦時のおよそ)10倍もらえるが、金じゃない」と減量苦からの解放をアピール。所属ジムの松尾敏郎会長も「本人に任せる」とした。

 フライ級に転向した際のターゲットには、14日の初防衛戦を控えるWBO王者・アンソニー・オラスクアガ(米国・帝拳)を挙げた矢吹。「日本で人気がある選手。自分と、かみ合うと思う。(現在の勝算は)4・6ぐらい。負けると思う方が燃える。そういう相手とやりたい」と言い切る。切磋琢磨してきた弟と世界のベルトを並べる日まで、戦い続ける兄。早速、16日からジムワークを再開する予定だ。

 ◆矢吹 正道(やぶき・まさみち)1992年7月9日、三重・鈴鹿市生まれ。32歳。中学3年から本格的にボクシングを始め、四日市四郷高時代にインターハイ出場。2016年3月、プロデビュー。20年7月、日本ライトフライ級王座獲得。21年9月、寺地拳四朗からWBC世界同級王座奪取。22年3月の再戦で寺地に敗れ、初防衛失敗。身長166センチの右ボクサーファイター。本名は佐藤正道。リングネームはボクシング漫画「あしたのジョー」の矢吹丈から。家族は妻と1男1女。2人の子供もアマチュアボクサー。

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