駒大の篠原倖太朗、青学大の太田蒼生、国学院大の平林清澄が６区に集結 出雲駅伝区間登録発表

出雲駅伝で６年ぶりの優勝を狙う青学大はベストメンバーで臨む

　今季の学生３大駅伝開幕戦、出雲駅伝（島根・出雲市出雲大社正面鳥居前スタート、出雲ドーム前ゴール＝６区間４５・１キロ）は、１４日午後１時５分にスタートする。大会主催者は１３日、出場各チームの区間登録を発表した。登録選手１０人の中から１～６区の選手と補欠選手２人を登録。１４日に２人以内を当日変更できる。ただ、変更は区間登録選手と補欠選手の交代だけで、区間登録選手間の交代はできない。

　３年連続６回目の優勝を目指す駒大は、前回１区区間賞のエース篠原倖太朗（４年）を６区に登録した。９月２８日に５０００メートルで屋外レースとしては日本人最高記録の１３分１５秒７０をマークして好調だ。同３区２位の山川拓馬（３年）は３区、期待のルーキー桑田駿介（１年）は１区に登録された。屋内レースの５０００メートルで１３分９秒４５の自己ベストを持ち、前回２区区間賞の佐藤圭汰（３年）は故障から復帰途上のために登録メンバーから外れている。

　６年ぶり５度目の優勝を狙う青学大は、青学大は原監督が「駅伝男」と絶対の自信を寄せるダブルエースの太田蒼生（４年）を最長の最終６区に、黒田朝日（３年）をエース区間の３区に起用。１区には今季絶好調の鶴川正也（４年）を投入。万全のメンバーで年度をまたいだ学生駅伝連勝と、出雲路で６年ぶり５度目の優勝を狙う。

　前回２位の城西大はケニア人留学生のヴィクター・キムタイ（３年）を３区に起用。前回３位の国学院大はマラソン日本学生記録（２時間６分１８秒）保持者のエース平林清澄（４年）を６区に登録した。

　前回５位の早大はエースの山口智規（３年）が１区に投入された。

　優勝争いを左右しそうな意外なチームがアイビーリーグ選抜だ。５０００メートル１３分８秒４１、１万メートル２７分１７秒１４の自己ベスト記録を持つキーラン・トゥンティバト（２７）＝ハーバード大出身＝を１区に投入。１区からハイペースで展開されることが予想され、開幕戦のスタートから、目が離せない展開となる。

　主なチームの区間登録は以下の通り。

◇駒大（前回優勝）

１区（　８・０キロ）桑田　駿介（１年）

２区（　５・８キロ）帰山　侑大（３年）

３区（　８・５キロ）山川　拓馬（３年）

４区（　６・２キロ）伊藤　蒼唯（３年）

５区（　６・４キロ）島子　公佑（２年）

６区（１０・２キロ）篠原倖太朗（４年）

補欠　　　　　　　　金谷　紘大（４年）

谷中　晴（１年）

◇城西大（前回２位）

１区（　８・０キロ）斉藤　将也（３年）

２区（　５・８キロ）山中　達貴（３年）

３区（　８・５キロ）ヴィクター・キムタイ（３年）

４区（　６・２キロ）平林　樹（４年）

５区（　６・４キロ）鈴木　健真（３年）

６区（１０・２キロ）久保出雄太（４年）

補欠　　　　　　　　林　晃耀（４年）

桜井　優我（３年）

　　　　　　　　　　

◇国学院大（前回３位）

１区（　８・０キロ）青木　瑠郁（３年）

２区（　５・８キロ）山本　歩夢（４年）

３区（　８・５キロ）辻原　輝（２年）

４区（　６・２キロ）野中　恒亨（２年）

５区（　６・４キロ）上原　琉翔（３年）

６区（１０・２キロ）平林　清澄（４年）

補欠　　　　　　　　嘉数　純平（３年）

　　　　　　　　　　後村　光星（２年）

◇青学大（前回４位）

１区（　８・０キロ）鶴川　正也（４年）

２区（　５・８キロ）野村　昭夢（４年）

３区（　８・５キロ）黒田　朝日（３年）

４区（　６・２キロ）宇田川瞬矢（３年）

５区（　６・４キロ）若林　宏樹（４年）

６区（１０・２キロ）太田　蒼生（４年）

補欠　　　　　　　　白石　光星（４年）

　　　　　　　　　　塩出　翔太（３年）

◇早大（前回５位）

１区（　８・０キロ）山口　智規（３年）

２区（　５・８キロ）伊藤　大志（４年）

３区（　８・５キロ）山口　峻平（１年）

４区（　６・２キロ）藤本進次郎（３年）

５区（　６・４キロ）長屋　匡起（２年）

６区（１０・２キロ）工藤　慎作（２年）

補欠　　　　　　　　間瀬田純平（３年）

　　　　　　　　　　吉倉ナヤブ直希（１年）