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歯科医を目指して岡山大に編入した青学大出身の石鍋颯一を原晋監督がエール「はいしゃ復活だ」14日出雲駅伝

スポーツ報知 / 2024年10月13日 17時52分

青学大出身の岡山大・石鍋颯一と青学大メンバーは笑顔で健闘を誓い合った

 今季の学生3大駅伝開幕戦、出雲駅伝(島根・出雲市出雲大社正面鳥居前スタート、出雲ドーム前ゴール=6区間45・1キロ)は、14日午後1時5分にスタートする。初出場する岡山大のエースで、青学大出身の石鍋颯一(4年)は1区に出場。「チーム目標は13位以内です。国立大学(4校)の中では最上位を目指します。チーム目標のためにも1区で区間13位以内でつなぎたい」と意欲的に話した。

 岡山大は、22年春に青学大を卒業した25歳の石鍋を中心に急成長を続けている。今季、出雲駅伝に初出場。さらに、9月に行われた全日本大学駅伝中国四国地区選考会も1枠だけの出場権を勝ち取り、本戦に初出場する。

 石鍋は青学大時代、学生3大駅伝に一度も出場できなかったが、文武両道で努力を重ね、昨年の全日本大学駅伝にはオープン参加の日本学連選抜の一員としてエース区間の7区(17・6キロ)を走った(区間17位)。

 5000メートルで14分8秒79、1万メートルは非公認ながら29分15秒0の自己ベスト記録を持つ石鍋は、横浜市都筑区の「いしなべ歯科クリニック」で院長を務める父・聡さん(61)の後を継いで歯科医となるために猛勉強の末、岡山大歯学部の編入試験に合格し、22年4月に6年制の歯学部2年生に編入。同時に「青学大から来た大物ルーキー」として陸上競技部に入部した。青学大で培った競技力と知識でチームメートを引っ張り、岡山大はスポーツ推薦制度がない国立大ながら中国四国トップレベルに成長した。

 青学大時代の恩師、原晋監督(57)も石鍋の活躍を最大限に評価する。「石鍋は青学大で大学駅伝を走ることはできませんでしたが、4年間、頑張り、チームを陰で支えてくれました。歯科医になることを目指しながら、陸上部では指導者というような立場で頑張っていることは本当にうれしいです。まさに『はいしゃ復活』です」とたたえた。

 石鍋が青学大で4年生だった時の1年生が、現在の4年生。この日、開会式の会場で再会。笑顔で健闘を誓い合った。

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