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福山雅治「帰ってきました長崎」9年ぶり凱旋公演、スタジアムシティこけら落としに2万5000人熱狂

スポーツ報知 / 2024年10月14日 4時0分

故郷の長崎で9年ぶりの凱旋公演を開催した福山雅治

 歌手で俳優の福山雅治(55)が13日、故郷の長崎スタジアムシティ施設内のサッカースタジアム(ピーススタジアム)で、こけら落としライブ「Great Freedom」を無料開催した。9年ぶりとなる凱旋公演。「会いたかったですよ、長崎。帰ってきました、長崎」との呼び掛けに、2万5000人が歓喜した。14日に開業する街の新たなシンボルの誕生に花を添えた。

 「HELLO」のイントロが開演の合図になった。雲ひとつない青空に、響き渡る特効の轟音(ごうおん)。センターステージで右腕を突き上げた福山が「ようこそ長崎へ。帰ってきました、長崎。一つになりましょう!」と声を上げると、応募総数53万件以上、超プレミアチケットを手にした2万5000人は大歓声と拍手で応えた。

 「福山☆夏の大創業祭」(2015年)以来、9年ぶりの凱旋公演。新型コロナの影響で、21年の稲佐山ライブが中止となっただけに思い入れもひとしおだ。「お集まりいただいたお一人お一人の人生、僕の人生、スタジアムシティに関わってくれた全ての方の人生が音楽でつながる。そんな時間を過ごせたら」と願った。

 「長崎の顔」として、福山は会場の長崎スタジアムシティの工事の始まりからクリエイティブプロデューサーとして関わってきた。公演開催にあたっては「何十年先まで語ってもらえるようなワクワク感のあるライブにしたい」「より多くの人に見てもらいたい」との福山の思いに地元企業のジャパネットホールディングス(佐世保市)が賛同。自身初のフリーライブの形式で実現した。

 代表曲「桜坂」「道標」「家族になろうよ」だけでなく、自身のルーツにまつわる楽曲をセレクト。市内の神社にある「被爆クスノキ」をテーマにした「クスノキ」や、ふるさとを思って書いた「18~eighteen」、東京から故郷に思いをはせた「Good Luck」、この日のために制作した新曲(タイトル未定)など22曲を披露した。

 「やる以上はオファーをしてくれる方の思いに100%、120%、200%で応えたい。その積み重ねがここまで(34年)来ています。長崎は可能性の扉を開き続けた街。僕のDNAレベルで、生まれつき染み付いているもの、刻まれたものがあるのかな」。その宣言通りの3時間。地元から有り余るパワーをもらい、来年のデビュー35周年に向けて英気を養っていた。(加茂 伸太郎)

 〇…公演の模様は長崎県内の自治体や地元経済団体などの協力を得て、県内全域23か所でライブビューイングとして上映。8500人が視聴した。5000人が集まったスタジアムシティ内のハピネスアリーナには、福山が開演前にサプライズで登場し、ファンを喜ばせた。また、長崎スタジアムシティの公式アプリでもオンラインで無料生配信され、約27万8000人がライブを楽しんだ。

 〇…福山は「クスノキ」の歌唱前、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)がノーベル平和賞を受賞したことに言及。「いろいろな思い、さまざまな歴史がありますが、非常に高貴な意味があると思っています。平和に対する思いや願いが、また一歩前進したと思います」と話した。

 ◆長崎スタジアムシティ J2の「V・ファーレン長崎」の本拠地のサッカースタジアムを始め、Bリーグ「長崎ヴェルカ」の本拠地のアリーナ、ホテルや商業施設、オフィスなどによる総合施設。市内中心部に位置し、JR長崎駅から徒歩約10分。広さ約7.5ヘクタール(東京ドーム1.5個分)、総事業費約1000億円。「長崎の魅力、価値を地域一体となって磨き上げ、県民、県内来訪者に感動と誇りあふれる『今』を届ける」がコンセプト。

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