岩田翔吉が早大OB世界王者第1号 過去3人失敗も「自分がなりたいという気持ちはあった」2度目世界戦で新王者
スポーツ報知 / 2024年10月14日 6時15分
◆プロボクシング ▽WBO世界ライトフライ級(48・9キロ以下)王座決定12回戦 〇同級1位・岩田翔吉(3回TKO)同級2位・ハイロ・ノリエガ●(13日、東京・有明アリーナ)
WBO世界ライトフライ級王座決定戦で岩田翔吉(28)=帝拳=が、ハイロ・ノリエガ(31)=スペイン=を3回TKOで破り、2度目の世界挑戦で新王者となった。
3回に初のダウンを奪うと、立ち上がった相手に右ボディーから左フック。ノリエガが再び崩れ落ちるとレフェリーが試合を止めた。「2年前に悔しい思いをして、そこからずっと強くなりたいと思ってやってきた。自分の人生をかけたリング。結果を出せてよかった」と笑みをこぼした。
22年11月、プロ9戦無敗で当時のWBO王者ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)に挑戦したが、最後までつかまえきれずに敗れた。パンチ力だけが頼りのスタイルに限界を感じた。ジャブはもちろん、パンチの強弱で相手を崩し、そこから強打を打ち込むことを反復練習。フィジカルも鍛え直し、ベルトをつかんだ。
早大出身者としては過去に高山将孝、三谷大和、佐々木基樹の3人が世界に挑み、いずれも失敗。早大OB第1号の世界王者になり「初めてなので自分がなりたいという気持ちはあった」。試合後には「矢吹選手と試合がしたい。過去の因縁も含め、日本人同士盛り上がるはず」と12日にIBF世界ライトフライ級王座を奪取した矢吹正道との統一戦を希望した。
山中慎介Point岩田は相手との距離の取り方が絶妙だった。ノリエガの速い動きに戸惑うようにも見えたが、アッパーやフックを確実に決め、あっさり試合を決めた。前回の悔しい敗戦から2年間、歯を食いしばり練習した結果が出たということ。成長した姿を見せたと思う。
◆岩田 翔吉(いわた・しょうきち)1996年2月2日、東京都生まれ。28歳。元総合格闘家の山本KID徳郁さんのジムで、小学4年から格闘技を始める。中2でボクシングに転向。東京・日出高(現目黒日大高)3年時に高校総体優勝。早大卒業後、18年12月、米国でプロデビュー。19年2月に日本のプロテスト合格。21年11月に日本王座、22年7月には東洋太平洋、WBOアジアパシフィック王座を手にし、アジア3冠を達成した。同年11月、WBO世界ライトフライ級王座に挑戦も判定負け。身長163センチの右ボクサーファイター。
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