「めっちゃ緊張した」拳四朗が2階級制覇 具志堅超えの世界戦15勝目…WBC世界フライ級王座決定戦
スポーツ報知 / 2024年10月13日 20時8分
◆プロボクシング ▽WBC世界フライ級(50・8キロ以下)王座決定戦12回戦 ○同級1位・寺地拳四朗(11回TKO)同級2位クリストファー・ロサレス●(13日、東京・有明アリーナ)
前WBAスーパー&WBC世界ライトフライ級(48・9キロ以下)統一王者で、WBC世界フライ級1位・寺地拳四朗(BMB)が、元WBC世界同級王者で同級2位のクリストファー・ロサレス(ニカラグア)に11回TKOで勝ち、日本ジム所属選手では史上18人目となる2階級制覇を達成した。
リング上のインタビューでは「今回実はめっちゃ緊張しまして、なんか。いつもよりなんか緊張した感じがあって、入場から結構あんまり記憶がないというか…」と照れ笑い。相手が負傷という思わぬ結末に「ほんとは倒せたら良かったんですけど」と苦笑いしながらも「これから徐々にスタイル変えていってまた新しいケンシロウを、第2章のケンシロウということで見せていきたいと思う」と約束した。
左右に足を使って動いて、的確にパンチを浴びせてポイントを重ねた。4回終了時の採点は3人のジャッジ全員(1人が39-37、2人が40ー36)が拳四朗を支持。11回のゴングが鳴った後に、ロサレスの負傷による棄権で試合終了となった。鼻骨骨折とアナウンスされた。
変化の多い1年だった。1月にライトフライ級の統一王座を防衛。2日後には痛めた右拳の手術を受けた。同級での4団体統一王座をめざしていたが、転級を選択した。規定体重が1・9キロ増えたことで、計量前日に白米を食べられるほどの余裕ぶり。「(計量の前夜にご飯を食べるのは)初めて。奇跡です。もう終わったのかなと思うくらい順調です」と、笑顔がたえなかった。
これで世界戦は15勝目。日本人世界王者では、元WBA世界ライトフライ級王者・具志堅用高を抜き、井上尚弥(大橋)、井岡一翔(志成)に次ぐ単独3位となった。「ライトフライ級の時は防衛するぞ、という感じでしたが、今回はしっかり勝つぞ、という気持ち」と気合を込めていた通り、手堅い試合運びで2階級目の世界ベルトを手にした。
見据えるのは統一戦。14日の同興行でWBO世界タイトルマッチがあることに言及し「やっぱりみなさん見たいのは統一戦。明日にも試合があると思うけど。期待して待っていてください」と呼びかけた。
戦績は32歳の寺地が24勝(14KO)1敗、29歳のロサレスが37勝(22KO)7敗。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
2階級制覇に成功した寺地拳四朗「いいスタートが切れたかな」 不測事態にも冷静さ光る
スポーツ報知 / 2024年10月13日 21時24分
-
2階級制覇狙う寺地拳四朗が計量一発クリア 「前夜ご飯が食べられた。奇跡です」と好調アピール
スポーツ報知 / 2024年10月12日 16時9分
-
挑戦者が予備計量オーバーも計量本番は無事クリア 拳四朗「ホッとした」自身は楽々パス
スポニチアネックス / 2024年10月12日 14時23分
-
階級アップの寺地拳四朗は余裕の200グラムアンダーで計量パス ロサレスは全裸でクリア
スポニチアネックス / 2024年10月12日 13時17分
-
寺地拳四朗、対戦相手応援の“カネロ”・アルバレスに「僕の強さ、見せます」 レイノソ・トレーナーはカネロの来日ファイト希望明かす
スポーツ報知 / 2024年10月11日 17時18分
ランキング
-
1大谷との再契約は「不可能だった」 エ軍オーナーが明かす…障害になった「107億円/年」
Full-Count / 2024年10月13日 8時10分
-
2日本ハム・万波「下心ムンムンで、本塁打だけ狙っていました!鳥肌が…」劇的勝利呼ぶ9回特大同点弾
スポニチアネックス / 2024年10月13日 17時49分
-
3【阪神】岡田彰布監督、最後の猛ゲキ ほめる選手は「いてるわけない」「大変やで。怒る人間がゼロやったら」
スポーツ報知 / 2024年10月13日 18時44分
-
4阪神終戦、岡田監督も呆然 まさかの2桁失点で甲子園に“悲鳴”…DeNAがファイナルSへ
Full-Count / 2024年10月13日 17時37分
-
5松井秀喜氏、ポストシーズンで苦闘続く後輩ジャッジ思いやる「色んなことを背負いながらプレーしてるんじゃないか」
スポーツ報知 / 2024年10月13日 12時6分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください