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駒大主将の篠原倖太朗、実業団富士通入りへ…14日号砲の出雲駅伝はアンカー6区「駒大の力になって卒業したい」

スポーツ報知 / 2024年10月14日 4時0分

出雲駅伝の前日調整を行う駒大・篠原

 今季の学生3大駅伝開幕戦、出雲駅伝は14日、島根・出雲市出雲大社前スタート、出雲ドーム前ゴールの6区間45・1キロで行われる。大会前日の13日、各チームは出雲市内で最終調整した。3年連続6度目の優勝を目指す駒大の篠原倖太朗主将(4年)は最長の最終6区に出陣する。屋外記録としては5000メートルで日本学生最高記録を持つ篠原は卒業後に実業団の富士通に進む意思を固めたことが分かった。駒大のエースとして学生ラストシーズンを駆け抜け、世界を目指す。

 出雲連覇を目指す駒大は、出雲市内の浜山公園陸上競技場で最終調整を行った。トラックでキレのある走りを見せた主将の篠原は、最長区間の最終6区に配置された。「駒沢で強くしてもらった。最後は駒沢の力になって卒業したい」。熱い気持ちで学生ラストシーズンの駅伝初戦を迎える。

 ハーフマラソン、5000メートル(屋外)の日本人学生最高記録を持つ篠原の注目の進路は、富士通となることが決定的だ。富士通はニューイヤー駅伝3度優勝を誇り、男子1万メートル日本記録保持者の塩尻和也、マラソン日本記録保持者の鈴木健吾らが所属する強豪。卒業後も拠点は駒大に置き、大八木弘明総監督(66)の下で指導を受けながら「富士通の篠原」として駅伝で活躍し、そして、世界を目指すつもりだ。来年の東京世界陸上と28年ロサンゼルス五輪はトラックで、32年ブリスベン五輪はマラソンで勝負する考えだ。

 今季初戦は、もう一人のエース・佐藤圭汰(3年)を故障で欠く。藤田敦史監督(47)は「篠原は『(最終6区までに)30秒以内だったらひっくり返せる』と言っています」と頼もしそうに話す。駒大で出雲路、伊勢路、そして、箱根路を全力で走りきって、卒業後の大きな目標へ向かっていく。(手島 莉子)

 ◆篠原 倖太朗(しのはら・こうたろう)2002年9月3日、千葉・山武市生まれ。22歳。富里高から21年駒大に進学。大学駅伝は1年時の出雲駅伝1区8位。2年時は全日本5区2位、箱根3区2位。3年時は出雲1区区間賞、全日本3区2位、箱根1区区間賞。23年2月の丸亀ハーフで1時間0分11秒の日本人学生記録。今年9月に5000メートルで13分15秒70の屋外での日本人学生記録を樹立。1万メートル自己記録は27分35秒05。小学4年生まで柔道をしており、好きな選手はリオ、東京五輪柔道男子73キロ級金メダルの大野将平さん。175センチ。

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