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16歳・張本美和、シングルスで銀メダル…伊藤美誠を破って決勝進出も北朝鮮選手に屈す

スポーツ報知 / 2024年10月13日 20時5分

張本美和

◇卓球アジア選手権 最終日 ▽女子シングルス決勝(13日、カザフスタン・アスタナ)

 女子シングルス決勝が行われ、世界ランク7位の張本美和(木下グループ)が北朝鮮のキム・グムヨンに1―3の逆転で敗れ、銀メダルだった。12日の準々決勝で同6位の陳幸同、準決勝で同9位の伊藤美誠を破って決勝に挑んだが、同種目の日本勢では2017年の平野美宇、21年の早田ひならに続く頂点には一歩届かなかった。

 第1ゲーム(G)では早い段階での攻撃が決まるなど、11―6で奪ったが、第2G以降はキムに主導権を奪われた。いきなり5連続失点を喫すると、徐々に張本美のスマッシュが決まらなくなり、第2、第3Gを連取された。1―2の後がなくなった第4G、フォアハンドでバック側を攻めるなど反撃を試みたが、4―4から4連続失点。キムにマッチポイントを握られ、最後は張本美のフォアがネットにかかった。

 女子団体決勝で世界ランク4位の王芸迪、同1位の孫穎莎から2つの金星。同種目で中国を倒しての金メダルは、74年大会以来、50年ぶりの快挙となった。勢いに乗って臨んだシングルスでも、実力者を次々と倒して決勝に挑んだ。対するキムもパリ五輪混合ダブルスで銀メダルを獲得し、今大会の団体戦では孫を破る快進撃を見せていた。

 張本美は同日に木原美悠(木下グループ)と組む女子ダブルスでも決勝に駒を進めている。団体戦に続く「2冠」に向けて、大藤沙月、横井咲桜組(ミキハウス)との日本人対決に挑む。

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