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「予想した以上に…」山中慎介氏が語る新王者・堤聖也の強さ 悲願の世界王座に「100点あげていい」

スポーツ報知 / 2024年10月14日 6時5分

チャンピオンベルトを掲げて大喜びする堤とは対照的にガックリと肩を落とす井上拓(左)

◆プロボクシング▽WBA世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 同級2位・堤聖也(判定 3―0)王者・井上拓真(13日・有明アリーナ)

 世界戦4試合が行われ、WBA世界バンタム級タイトルマッチは、挑戦者の同級2位・堤聖也(28)=角海老宝石=が、同学年の王者・井上拓真(28)=大橋=を3―0の判定で破り、悲願の世界王座に就いた。(観衆9500)

* * *

 私の採点では115―112で堤が3ポイント上回った。12ラウンド休むことなく手を出し続け、スタミナの不安もちらついたが、取り越し苦労だった。その中で、ただ単に手を出し続けたのではなく、考えながら1ラウンドの中で、ポイントを確実に取るようなスタイルを遂行していた。高校時代に敗れた相手にリベンジするという強い気持ちがあり、むしろ世界タイトルは後付けだったようにも感じさせた。プレッシャーをかけ、拓真をロープに詰まらせ試合をコントロールしていったが、リング中央でもカウンターの右をヒットしたりとペースを渡さなかった。

 リングサイドの放送席から試合を見ていたが、堤は予想した以上に体の強さがあった。それは拓真も感じただろう。高校時代に勝った時の印象は残っているだろうが、いざ向き合い、あれだけプレッシャーを受け、ロープに詰まるのだから予想外だったはずだ。

 新チャンピオンになった堤には、王座を守るために今後の課題なども多くあるだろうが、技巧派の拓真を相手にあれだけのボクシングができたのだから、今日は100点をあげていいと思う。(元WBC世界バンタム級王者・山中慎介)

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