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札幌大谷が三度目の正直で頂点狙う…MF笹修大主将「優勝カップ上げしたい」…全国高校サッカー選手権北海道大会19日開幕

スポーツ報知 / 2024年10月14日 7時0分

同じポーズを取って選手権道大会に向けて士気を高める札幌大谷の選手たち(カメラ・砂田 秀人)

 もう2番はいらない。札幌大谷が4年ぶりの頂点で、味わった悔しさを晴らしにいく。今年の全国総体初戦で強豪・富山一を3―3からのPK戦で破る奮闘を見せたが、道予選決勝で旭川実に2―4で敗れ、第2代表で出場してのもの。プリンスL北海道も札幌U―18に次ぐ2位と、目の前で相手が歓喜する姿を見続けてきた。来季、J3今治への加入が内定しているMF笹修大主将(3年)は「あと1つで取れていないものがあるので。三度目の正直を」と優勝しか見ていない。

 清水隆行監督(49)が「キャプテンシーという言葉は彼のためにあるというくらい。なくてはならない存在」と称するボランチの笹が中心を務めてきた。181センチ、79キロの体格から繰り出す高さと1対1の強さで、今大会に出場する選手で唯一、プロに進む。その能力だけでなく、主将としての心遣いが80人の部員をまとめ上げる礎にある。

 「トップチームだけじゃなく、最終的にはどうしたら全員で目標に向かっていけるかを常に考えてやってきた」と笹は言う。下のカテゴリーの選手にも「練習どう?」などと意識的に声がけし、垣根を低くした。「自分のサッカー人生の中で試合に出ているメンバーだけでやってる試合は勝てなかった。本当に全員で喜びたいよねという時こそ勝利になる」と笹は強調した。

 選手権道大会は一昨年は初戦、昨年は準決勝で敗れた。3度目の舞台へ、笹は「最後を取れてプロに行くか取れないで行くかは、自分のサッカー人生の中でも全然違うものになる」と口にはするも、何より果たしたいことがある。「一番にあるのは、今のメンバーで喜び合って優勝カップ上げをしたいということ。このチームでサッカーをしてる時は本当に楽しい。その楽しさの部分をもう一度、全員で見つめ直してやれれば、ラストは取れると思っている」。笹が皆の心を一つにし、最良の結末を信じて戦っていく。(砂田 秀人)

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