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【大学野球】静岡産業大4季ぶり優勝お預け…日大国際は逆転優勝に望み残した…静岡学生野球

スポーツ報知 / 2024年10月14日 7時0分

日大国際との直接対決で優勝が持ち越しとなって肩を落とす静岡産業大の選手たち(カメラ・塩沢 武士)

◆報知新聞社後援◇静岡学生野球 第7節第2日  静岡産業大2-6日大国際(13日・松前球場)

 静岡産業大は日大国際に2―6で敗れ、4季ぶりの優勝はお預けとなった。同点の7回1死満塁から野選で勝ち越しを許し、終盤も失点を重ねて開幕連勝は11でストップした。勝った日大国際は11勝2敗で2位以上が確定し、東海地区秋季選手権の出場権をつかんだ。静産大は19、20日に、雨で未消化分の聖隷クリストファー大戦に連勝すれば、自力での優勝が決まる。

 甘くはなかった。優勝が懸かった大一番で、静岡産業大が、2位の日大国際に逆転負け。Vは来週に持ち越しとなった。萩原輝久監督(59)は「そんなに簡単にはいかないですね。日大さんの気迫にやられた。チャンスに打てない、先頭に四球を出す。それでは勝てない」と、サバサバした表情で試合を振り返った。

 1点を先行した3回、なお1死二、三塁の好機を生かせなかった。5回には失策から同点に追いつかれた。振り出しに戻した直後の7回には3連続四球からピンチを広げ、野選で勝ち越し点を許した。「決して、力みはあったようには感じなかったけど」と、指揮官。終盤も小刻みに失点を許して、開幕連勝は11で止まった。

 収穫もあった。今秋リーグ初登板の右腕・見目大弥(3年)が先発し、6回2失点(自責点1)の粘投。リーグ前に左脇腹を疲労骨折して出遅れたエースが、大一番で試合はつくった。「実戦不足で6回ごろから球が抜け出したけど、うまく後ろにバトンは渡そうと思って投げた」と、手応えをつかんだ様子。指揮官も「合格点」と、評価。すでに出場を決めた東海地区秋季選手権に向けて、主戦投手の復帰を喜んだ。

 自力Vの可能性は、まだ残っている。19、20日に今季リーグ12連敗中の聖隷に連勝すれば、4季ぶり4度目のリーグ制覇が決まる。「全勝優勝を狙っていたから悔しいけど、優勝のチャンスはある。集中して2連勝したい」と、杉本陽哉主将(3年)が、次戦に目を向ける。頼れるエースも復帰した静産大が、栄光のゴールを目指して残り2戦を勝ちきる。

(塩沢 武士)

 ○…日大国際は意地を見せた。連敗を阻止して、わずかに逆転Vへの望みを残した。7回に勝ち越しのホームを踏んだ2番・篠田渉太主将(4年)は、打っても2安打2打点と活躍。「1年生の根本(裕将)が投げていたし、主将として打ちたかった」。静岡理工科大との未消化分の1試合に勝ち、静産大が聖隷に1敗すれば、プレーオフにもつれ込む可能性がある。ひとまず東海地区秋季選手権の切符を手に入れた主将は「まずは、2位以上が確定してホッとしている」。

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