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【女子野球】花巻東高、巨人に敗退も「自信になりました」…全日本選手権

スポーツ報知 / 2024年10月14日 11時42分

準々決勝で巨人女子チームに敗退し、あいさつする花巻東ナイン(カメラ・軍司 敦史)

◆第20回全日本女子硬式野球選手権第4日▽巨人女子4-0花巻東(14日、愛媛県松山市・マドンナスタジアムほか)

 準々決勝が行われ、巨人女子チームは花巻東(岩手)を4―0で下し、午後に行われる準決勝に進出した。

 初出場となる花巻東は1回戦で淡路BRAVEOCEANS(兵庫)、2回戦の東近江バイオレッツ(滋賀)と、クラブチームを2つ倒して勝ち上がった。この日対戦した巨人は、夏の全日本クラブ選手権を制した強豪。初回に長田朱也香の適時打で先制されると、2回にはスクイズを決められるなど追加点を許した。また日本代表のエース・清水美佑に3安打完封されるなど、投打で圧倒された。一方で捕手の平尾美空乃は盗塁を2度阻止、6回には代打・田中璃奈が右越え三塁打を放つなど意地を見せた。平尾は「もう少し刺せたかもしれませんが、どんどん走ってくる姿勢とか、さすが」と、高いレベルに刺激を受けた様子だった。

 夏の選手権大会では、甲子園で行われた決勝に進出。ここで3年生は引退したが、この大会のため進路の決まった平尾や先発の千葉穂乃果ら6人が限定で復帰した。大学で野球を続けるという平尾は「夏の大会で終わりかと思ったのですが、最後の大会で出来て良かった」と花巻東でのユニホームで戦えたことに感謝。千葉も「巨人との試合で緊張していましたが、ナインが声をかけてくれて楽しくできました。三振とか多くとれた(4回まで投げて4三振)のは自信になりました」と笑顔をみせた。

 沼田尚志監督は、「女子野球の全国レベルを高校しか知らなかったので、選手は社会人のレベルを肌で感じて良い経験になりました。今日は胸を借りる立場で必死でしたが、動きもしっかりしているチームだったので、1、2年生にとっても良い勉強になったと思います」と、収穫を挙げた。

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