1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

国学院大が出雲駅伝5年ぶり優勝 平林清澄が駒大の篠原倖太朗、青学大の太田蒼生とのアンカー勝負に勝つ

スポーツ報知 / 2024年10月14日 15時14分

1位でゴールする国学院大・平林清澄(カメラ・岡野 将大)

◆学生3大駅伝開幕戦  出雲駅伝(14日、島根・出雲市出雲大社正面鳥居前スタート、出雲ドーム前ゴール=6区間45・1キロ)

 国学院大が、2時間9分24秒で、2019年以来、5年ぶり2度目の優勝を果たした。学生3大駅伝も2勝目。

 40秒差の2位は駒大、1分差の3位は青学大だった。

 3区(8・5キロ)の中盤から、前回優勝の駒大、今年1月の第100回箱根駅伝優勝の青学大、そして、前回3位の国学院大の「3強」が激しいトップ争いを演じ、勝負は最長区間(10・2キロ)の6区アンカーまでもつれた。

 5区終了時点で、国学院大が平林清澄(4年)がトップでスタート。4秒差の2位で駒大の篠原倖太朗(4年)、トップと24秒差で2位と20秒差の3位で青学大の太田蒼生(4年)がスタートした。

 平林は、2月の大阪マラソン(2月25日)で日本学生最高記録の2時間6分18秒で優勝。

 篠原は、5000メートル(屋外)で13分15秒70、ハーフマラソン(21・0975キロ)で1時間11秒の日本人学生最高記録を持つ。

 太田は、今年1月の箱根駅伝3区(21・4キロ)で日本人歴代最高の59分47秒で区間賞を獲得し、青学大の優勝に貢献した「駅伝男」。

 3強が誇るエース対決を制したのは、平林だった。スタート直後に篠原に並ばれたが、中盤で平林が勝負した。今年夏の高校野球、甲子園を沸かせた大社高校の前で、平林がマラソンで培ったスタミナで篠原を突き放し、仲間がトップで持ってタスキをトップのまま死守して、出雲ドーム前のゴールに飛び込んだ。

 国学院大の前田康弘監督は「2019年は勝ってしまった、という感じですが、今回は狙って勝ちに来ました」と胸を張って話した。

 平林は来春の卒業後、実業団のロジスティードに進む意思を固めた。卒業後も国学院大を主な練習拠点として前田康弘監督の指導を仰ぎ、来年の東京世界陸上、28年ロス五輪で日本代表を狙う。世界の舞台を目指す前に、後輩たちに出雲路で大きな置き土産を残した。

 平林率いる国学院大の戦いは、全日本大学駅伝(11月3日)、そして、悲願の初優勝を狙う箱根駅伝(第1月2、3日)に続く。

 ◆国学院大 陸上競技部創部の正確な記録が残っていないが、1928年に関東学生対校出場の記録が残る。箱根駅伝には2001年初出場。最高成績は20年の総合3位。19年の出雲駅伝は最終6区で大逆転し、学生3大駅伝初優勝。全日本大学駅伝の最高は22年の2位。練習拠点は川崎市と横浜市。タスキの色は赤紫に黒の縁取り。主なOBはマラソン日本歴代9位の土方英和(旭化成)。

 ◆平林 清澄(ひらばやし・きよと)2002年12月4日、福井・武生市(現越前市)生まれ。21歳。武生五中ではバドミントン部。美方高1年から本格的に陸上を始め、全国高校駅伝1年3区36位、2年1区22位。21年に国学院大経済学部に入学。1年時から学生3大駅伝にフル出場。箱根では1年9区2位、2年2区7位、3年2区3位。自己ベスト記録は5000メートル13分55秒30、1万メートル27分55秒15、ハーフマラソン1時間1分23秒、マラソン2時間6分18秒。168センチ、44キロ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください