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「俺の大事な顔に傷つけやがって」那須川天心が初タイトル戦で判定勝利 9回にダウン奪う

スポーツ報知 / 2024年10月14日 20時0分

新チャンピオンとなった那須川天心(カメラ・小林 泰斗)

◆プロボクシング ▽WBOアジアパシフィック・バンタム級(53・5キロ以下)王座決定戦 ○同級1位・那須川天心(判定)同級2位・ジェルウィン・アシロ●(14日、東京・有明アリーナ)

 WBOアジアパシフィックバンタム級1位の那須川天心(帝拳)が、同級2位のジェルウィン・アシロ(フィリピン)との王座決定戦を判定で制し、プロボクシング転向5戦目で初タイトルを手にした。9回にはダウンを奪った。

 天心は7月のジョナサン・ロドリゲス(米国)戦で相手を圧倒して3回TKO勝利。「コツをつかんだじゃないですけど、必要だったパーツがゲットできた」という。「今まではどうすればいいんだろうって、迷いというか、戦いの中で意識しながら戦っていた。意識するとやっぱり0コンマ何秒か遅れちゃうんですよ。意識をずっと繰り返して、やっと無意識になれた」と勝手に体が反応するまでになった。

 「自分で支配して、自分で動かして相手を制するっていうのができるようになってきました」と得意のカウンターだけでなく、プレッシャーをかけて追い詰めていく戦い方が可能になった。「(自分と)対峙(たいじ)すると必然的に手が出なくなるというか、(相手が)どうやってやればいいかわかんなくなるっていうのが、僕の中でのスタイルというか、自分の中のマジック」と表現した。

 地域タイトルを獲得したことで、日本プロボクシング協会の内規をクリアし、世界戦の挑戦権を手にしたことになる。元K―1王者で現WBO王者の武居由樹(大橋)からは「天心選手とやりたい」とラブコールを送られる。次戦での世界戦については「まだ、5戦目。トランキーロ(スペイン語で焦るなよ)。まだまだ強くなるので、もう少し待っていてください」とするが、その時は確実に近づいている。

 以下、リング上でのインタビュー

―新チャンピオン

「こんばんは。那須川天心です。みなさん今日は応援ありがとうございました。無事にアジアのベルトを巻くことができました。ありがとうございます。フィリピンからわざわざアシロ選手が来て戦ってくれたので、今一度拍手を」

―ベルトを巻いて

「腰にベルト巻かれましたけど、大事な顔に傷つけやがって。本当。顔で売ってるのに、ちょっと大丈夫ですか。これまで格闘技50戦してきて、初めて顔に傷ついた。でもこうやって血が出た中、もみくちゃな試合で勝つことができてうれしいです。KOはしたかったですけど、なかなか自分も前回KOしたので、相手も対策してきて、ボクシングできることは10ラウンド通してみなさんに証明することできましたけど、もっと強くなってまた戻ってきたいと思います」

―この先へ

「こうやってアジアのベルト取って、バンタム級のチャンピオン4人、日本人ですけど、今日の試合ではすぐにでもどうかなと皆さん思うので、来年中にも世界タイトルマッチ見たくないですか。那須川天心、世界への道。来年は那須川天心対世界やりたいと思うので、今後もって強くなってチャンピンなるので、今後ともお願いします。勝ちましたよ。武居くん」

 「最後に、今回こうやって勝つことがベルト取ることがきたが、これが目的じゃないので、今後世界へ向けて。まだまだ強くなるので、本当に日々、僕は毎日一生懸命生きていますから、強くなってお互い高み目指して、日本を変えていきましょう。本当に格闘技は一番面白いと思うし、最高のスポーツ、みなさん格闘技を盛り上げて、みなさんボクシングを好きになってください。明日のテレビのニュースでやっておいてください。ありがとうございました」

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