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ボクシング・パリ五輪代表の岡沢セオン、スポーツの日に子どもたちと交流「幸せな時間」 進退は「ゆっくり考えたい」

スポーツ報知 / 2024年10月14日 16時35分

スポーツ祭りで参加者を指導する岡沢セオン

 スポーツ庁や日本オリンピック委員会(JOC)などが主催するスポーツの日の恒例イベント「スポーツ祭り」が14日、東京・北区の味の素ナショナルトレーニングセンター周辺で行われた。レスリング、陸上、ボクシングなど、さまざまな競技のトップアスリートが小学生を中心とした約1200人と交流し、スポーツの楽しさを伝えた。

 ボクシングはパリ五輪男子71キロ級代表の岡沢セオン(INSPA)が講師を務めた。参加した親子はミット打ちや実戦形式などを体験。岡沢は「自分が一番好きなスポーツを楽しんでくれるというのは、素直に見ていてうれしいし、幸せな時間」と笑顔だった。

 イベントは「スポーツの日」に合わせて毎年、開催されている。競技に初めて触れる子どもたちとの交流を通じ「できなかったことができるようになるというのがスポーツの一番面白いところだと思う。ジャブがちょっと打てるようになったとか、一つでもできるようになった、楽しかったなというのが伝わっていたら、ボクシングを通じてスポーツの価値を伝えられたことになるんじゃないか」と期待を込めた。

 28歳は2度目の出場となった今夏のパリ五輪で2回戦敗退と悔しい結果となった。帰国後の近況を「いろんな人にあいさつに行ったり、五輪前は時間がなくてできなかったことをしたり、ゆっくりしてます」と報告。進退を含めた今後については「競技への情熱は冷めてない。ボクシングには関わりたいし、その関わり方が現役なのか、現役じゃないのかはちょっとゆっくり考えて、自分も周りの人も納得してもらえるような報告ができるようにしたい」と熟考する方針を示した。

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