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パリ五輪金のレスリング・元木咲良、小学校時代に吉田沙保里さんから指導受けた思い出のイベントで講師役「すごくうれしい」

スポーツ報知 / 2024年10月14日 18時2分

スポーツ祭りで子どもたちを指導した(前列左から)元木咲良、高谷大地、石黒隼士(カメラ・林 直史)

 スポーツ庁や日本オリンピック委員会(JOC)などが主催するスポーツの日の恒例イベント「スポーツ祭り」が8日、東京・北区の味の素ナショナルトレーニングセンター周辺で行われた。レスリング、陸上、ボクシングなど、さまざまな競技のトップアスリートが小学生を中心とした約1200人と交流し、スポーツの楽しさを伝えた。

 レスリングはパリ五輪代表の3人が講師を務めた。女子62キロ級金メダルの元木咲良(育英大助手)、男子フリースタイル74キロ級銀メダルの高谷大地、同86キロ級の石黒隼士(ともに自衛隊)が午前は初心者、午後は経験者の小学生とマット上で一緒に体を動かし、笑顔で交流した。

 各回90分間のプログラムの内容は高谷が参加者の様子を見ながら「アドリブ」で決めていったという。「子供たちもすごい元気で、逆にこっちが元気をもらった。一緒に体を動かして楽しむスポーツの良さがぎゅっと詰まったイベント」と振り返り、石黒も「子供たちが無邪気に楽しんでる姿を見て、レスリングがこんなに楽しいスポーツなんだと再認識できた。自分としてもいい機会になった」と語った。

 「スポーツの日」に合わせて毎年、開催されているスポーツ祭り。元木は小学校時代に参加し、女子で五輪4連覇の伊調馨(ALSOK)、五輪3連覇の吉田沙保里さんの指導を受け、吉田さんとはスパーリングも行ったという。「吉田選手や伊調選手に会う機会があって、そこですごくいい刺激をもらって、今につながってると思う。今度は自分が教える側でこの行事に参加できたというのは、すごくうれしい」とかみしめていた。

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