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【関西学生アメフト】関大が昨季同率優勝だった“3強対決”制しV戦線生き残った

スポーツ報知 / 2024年10月15日 6時0分

第4クオーターに勝利を決定付けるタッチダウンを奪った関大WR溝口駿斗

◆関西学生アメリカンフットボールリーグ1部 関大24―13立命大(14日・たけびしスタジアム京都)

 昨季、関学大を含めた3校同率優勝だった関大と立命大の一戦は、関大が24―13で勝利した。開幕5連勝の関学大が首位に立ち、両校が4勝1敗で追う。関大は主将のQB須田啓太(4年)=関大第一=が3タッチダウン(TD)パスを通した。近大は50―19で阪大を下し、3勝2敗で優勝争いに踏みとどまった。

 関大が徹底的に立命大を追い込んだ。第1Q9分24秒、けがから3試合ぶりに復帰したQB須田のパスから、WR溝口駿斗(4年)=滝川=が13ヤードの先制TDを挙げた。「ここで負けて終われない。いいボールが来た」と溝口。流れを呼び込むと、ディフェンス陣が奮起し、前半は立命大を2FGの6点に抑えた。

 4点差に迫られた第4Q7分7秒には、再び須田のパスを溝口が受け、38ヤードを独走した。計3TDで“3強対決”を制し、磯和雅敏監督(57)は「ベストメンバーで試合ができた。みんな結果を出してくれた」と褒めたたえた。

 9月8日の近大戦は31―35で足をすくわれた。指揮官は「近大に負けて雰囲気はどんよりとしていた。先取点を取って焦らせて追いつめないと、立命とは戦えないぞ」と戦術を落とし込み、チームの士気を高めた。3校同率優勝だった昨季と同様に、残り2節でV争いが混戦もようを呈してきた。(森脇 瑠香)

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