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「力を証明できず非常に残念」オラスクアガ、初防衛戦でまさかの無判定試合…今後WBO本部が検証

スポーツ報知 / 2024年10月15日 5時50分

1回負傷引き分けのオラスクアガは浮かない表情(左はゴンサレス)

◆プロボクシング ▽WBO世界フライ級(50・8キロ以下)タイトルマッチ 王者アンソニー・オラスクアガ(無判定試合)同級1位ジョナサン・ゴンサレス(14日、東京・有明アリーナ)

 WBO世界フライ級タイトルマッチは、王者アンソニー・オラスクアガ(25)=米国、帝拳=にとって、まさかの初防衛戦となった。1回2分25秒、挑戦者ゴンサレスが左目付近を偶然のバッティングでカットし、審判が試合を止めた。会場から「えぇ~」と大きなどよめきが起きる中、無判定試合に。オラスクアガは試合後に「力を証明できず、非常に残念」とコメント。同陣営は相手のギブアップをアピールしており、今後WBO本部が検証する。アピールが認められれば、TKO勝ちでの初防衛成功となる。

 不完全燃焼での王座保持。オラスクアガは「いつでも準備はできている」と涼しく言った。次戦は、13日にIBF世界ライトフライ級王者となり、自身に宣戦布告した矢吹正道(LUSH緑)、そして自身が唯一黒星を喫したWBC世界フライ級王者の寺地拳四朗(BMB)、またゴンサレスとの再戦が可能性としてある。オラスクアガは「全員やりたい」と、前のめりに意欲を見せた。(大谷 翔太)

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