文化放送、衆院選特番に「劣等民族」発言で謝罪の青木理氏起用「論ずる機会を提供したい」

文化放送

　文化放送の齋藤清人社長の定例会見が１５日、東京・浜松町の同局で行われた。

　同局では衆院選投開票日の２７日午後９時から「文化放送衆議院選挙開票スペシャル～みんなのホンネ～」を生放送する。パーソナリティーに長野智子キャスター、ゲストに大竹まことを迎え、コメンテーターにはジャーナリストの青木理氏を起用する。

　青木氏は先月１２日配信のＹｏｕＴｕｂｅチャンネルでのジャーナリスト津田大介氏との対談で、自民党を支持する有権者を「劣等民族」と評し、ＳＮＳ上などで問題視された。青木氏は２７日の配信でこれを撤回し謝罪。当面地上波のテレビ出演を自粛する意向を明かしている。

　青木氏の選挙特番への起用のねらいについて、齋藤社長は「発言自体は謝罪、撤回するものだった」としたうえで「青木さんのジャーナリストとしてのこれまでの活動もございますので、これまでのスタンスは崩すことなく発言はしてほしい」とコメント。「（リスナーには）青木さんの意見に賛同する方も反対の意見を持っている方もいらっしゃると思う。文化放送では論ずる機会を提供していきたい」と述べた。