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【高校野球】大嶋哲平の粘投光った 聖光学院が仙台育英との接戦制して夏春連続甲子園へ“王手”

スポーツ報知 / 2024年10月15日 14時55分

準決勝進出を決め、応援団に笑顔でガッツポーズする聖光学院の選手たち(カメラ・有吉 広紀)

◆秋季高校野球東北大会▽準々決勝 聖光学院3―2仙台育英(15日・ヨークいわき)

 聖光学院が仙台育英を3―2で破り、22年以来2年ぶりの東北大会4強入りを決めた。先発した背番号10の技巧派左腕・大嶋哲平(2年)が、外角中心の丁寧な投球を披露。2回にスクイズで1点を先制されたがその後は追加点を許さず、9回の先頭打者にソロ本塁打を浴びて降板したが8安打2失点、120球と力投をみせて相手に流れを渡さなかった。優勝した今秋県大会は背番号1も、学法石川との準決勝は3回持たずに途中降板など思うような投球ができず、今大会は10番に“降格”。「県大会はみんなが救ってくれたので、今度は自分がと思っていた。(外角に)よく投げ込めたと思う」と胸を張った。

 打っては1点を追う5回、2死満塁から四球→死球と連続押し出しで逆転。8回には足を絡めた攻撃で相手失策を誘い、結果的に決勝点となる1点を奪った。タイムリーは1本もないがしぶとい攻めで得点を重ねた。同じく4強入りした22年は準決勝で敗退。3枠あった一般選考枠で、4強進出校で唯一選ばれなかった。斎藤智也監督は「センバツとか関係なく、あと2つ勝つ野球をしたい」。勝ちにこだわり、一戦必勝でまずは山形中央との準決勝(18日)に挑む。

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