葵わかな「全部大変ですね」、男性役＆女性役の１人２役挑戦も「どんなリアクション返ってくるか楽しみ」

舞台「セツアンの善人」の初日前会見を行った（左から）白井晃氏、葵わかな、木村達成

　女優の葵わかな、俳優の木村達成が１５日、東京・世田谷パブリックシアターで舞台「セツアンの善人」（１６日から）のフォトコール＆初日前会見を行った。

　第２次世界大戦中、ドイツの劇作家ベルトルト・ブレヒトが亡命先で執筆。神様が地上に降りてきて善人を探す―というストーリー。同劇場の芸術監督を務める白井晃氏が上演台本・演出を担当する。

　主演の葵は「すごく挑戦的なものが詰まった作品になっていると思う。お客さまに見てもらって、どんなリアクションが返ってくるのか、どんな感想を抱いていただけるのか楽しみです」。男性役と女性役の１人２役に挑戦するが、「大変な部分は…全部大変ですね」苦笑い。「男性役を演じるのが初めて。歩き方一つ、姿勢一つとっても、体の構造が違うので、それを自分の身長と体格でどう表現していくか、難しいなと今も感じています。声色、見てからに分かる男性らしさは、すごく難しい。２人のキャラクターの違いが出ることが、この作品を面白くすると思うので、キャラクターの差や個性が出せるように公演期間中も考えていきたい」と意気込んだ。