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「軽率と言わざるを得ない」高木豊氏が巨人・戸郷の先制被弾を戒めた理由「佐野のタイミングを崩すことはできない」

スポーツ報知 / 2024年10月17日 5時10分

4回無死、佐野恵太に右中間越えソロを浴びた戸郷翔征(カメラ・上村尚平)

◆2024 JERA クライマックスシリーズ セ・ファイナルステージ 第1戦 巨人0―2DeNA(16日・東京ドーム)

 7回途中2失点で降板した戸郷。粘り強い投球で何とか先発としての責任は果たしたと見えるが、初戦を任されたエースに求められていたのは、阪神との戦いを制して進出してきたDeNAの勢いを止めることだった。

 その点、4回に佐野に浴びた先制弾は軽率と言わざるを得ない。カーブ2球でストライクを取った後の3球目のフォークが落ちきらなかった。1球真っすぐを見せてからならば、まだ分かるが、変化球を3つ続けたピッチングには疑問が残る。佐野のようないい打者には、フォークだろうがスライダーだろうが、変化球の3連続ではタイミングを崩すことはできない。

 ましてや佐野は13日の阪神戦で3ランを放つなど、巨人ベンチとしては、牧と並んで最も警戒すべき選手だっただけに…。

 初回、オコエのスイングも軽率だった。増田大が四球を選び、オコエにも3ボール1ストライク。次のボールの変化球を空振りしてしまった。連続四球で岡本和となれば、ケイの立ち上がりを攻略できたはずだ。

 4回1死一塁で大城卓が遊ゴロ併殺に倒れた一打も、彼の技術なら右に引っ張れた球。いずれも2週間、実戦から遠ざかり試合の感覚が薄れていたことが原因だと思う。

 最初に悪いところが全部出ての敗戦。戒めにはなったに違いない。2戦目からはゲーム勘が戻ってくるだろう。(スポーツ報知評論家・高木 豊)

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