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負けても「楽しかった」大谷翔平が感じるポストシーズンの「喜び」 同じ短期決戦もWBCとは「多少違う」

スポーツ報知 / 2024年10月17日 4時0分

ナ・リーグ優勝決定シリーズ3戦目の前日会見に出席したドジャース大谷翔平投手

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が15日(日本時間16日)、リーグ優勝決定シリーズ第3戦の前日会見を敵地・シティフィールドで行った。ポストシーズン(PS)走者なしでは19打数無安打と本調子ではないが、「感覚自体は悪くない」と自信を見せた。また自身初のPSを「負けた試合も楽しかった。喜びを感じる」と表現。重視する睡眠も十分で、長距離移動、3時間の時差、寒さなど悪条件を吹き飛ばすニューヨークでの活躍を誓った。

 大谷の目は輝いていた。渡米7年目で初出場のPSは地区シリーズから7試合で打率2割2分2厘、1本塁打、5打点、0盗塁。走者なしの場面では19打数無安打(2四球)と“呪い”にかかっているが、地に足をつけ前を見た。

 自身の状態を「ストライクゾーンでスイングしにいった時にファウル、ポップフライになるパターンの傾向が強い」と分析する一方で「感覚自体は悪くない」と自信を見せた。

 実際、走者ありでは8打数6安打(3四球)の打率7割5分と打ちまくっている。「大きく変えるよりは、シーズン中に良かったポイントをしっかりと継続していくというのが短期において結果を残していく上で大事。切り替えて頑張りたい」。54本塁打&59盗塁で史上初の「50―50」を達成したシーズン終盤の爆発力を見せる可能性は十分ある。

 メンタル面での充実は今までにないものだ。エンゼルス時代の6年間は無縁だった大舞台。同じ短期決戦でも、WBCとは「雰囲気は多少違う」と総決算でもある真剣勝負を楽しんでいる。これまでの戦いを「楽しかった。負けた試合も含め、素晴らしい緊張感の中でプレーできる喜びというか、この時期まで野球ができている喜びを感じていますし、明日も試合ができる。健康な状態で野球ができるというところに喜びを感じている」。「喜び」という言葉を3度繰り返すほど、野球選手としての本能が気持ちを高ぶらせている。

 第2戦の終了後はロサンゼルスからニューヨークまで約5時間半の移動。プラス3時間の時差もあって睡眠の確保も心配されるが、現地午後4時38分からの会見で「さっきまでずっと寝てた」と明かし「寝れば寝るほどいいと思っている」。第3戦にも普段通りの10時間睡眠で臨む考えだ。試合中はロスより気温が10度以上低い、10度前後が予想されるが、寒さも吹き飛ばし、敵地を黙らせる。(中村 晃大)

 ◆翔平に聞く

 ―ボンズ、A・ロドリゲス、ジャッジもPSで苦しんだ。

 「そういう選手たちと自分がまず一緒かどうか分からないですし、僕は初めてのPS。当然相手の投手も、チームもリーグの中でトップクラス。ヒット、本塁打を勝ち取っていくのは難しい作業ではある。なおかつ、そういう選手たちは、一番ケアされるポジションにいますし、難しい。僕は今年初めてなので、自分のやれることを精いっぱいやりたいと戦っている。終わった試合は最後に振り返ればいいなと思っている」

 ―メッツのリンドアについて。

 「素晴らしい選手ですし、会えば笑顔であいさつして、グッドガイですし。僕も好きな選手の一人。ポストシーズンはチームが勝てればそれでいいという気持ちで、リンドア選手もやっていると思いますし、お互い素晴らしい試合ができればなと思います」

 ―ニューヨークの印象。

 「前回来た時に由伸(山本)とかと一緒にご飯を食べたくらい。あとはMVPの発表の時に来させてもらったくらいなので、バスから眺めているくらいの印象しかない。まだどこかに行ったりとかないですね」

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