【日本ハム】ドラフト１位候補に福岡大大濠の二刀流右腕・柴田獅子が急浮上…スカウト会議

福岡大大濠・柴田獅子投手

　日本ハムは１６日、都内でスカウト会議を行い、福岡大大濠の二刀流右腕・柴田獅子（れお）投手がドラフト１位候補として急浮上した。

　柴田は１８７センチの長身から最速１４９キロを誇る右腕であり、高校通算１９発の左の大砲。スケール感たっぷりのドラフト上位候補だ。

　明大・宗山ら大学生に上位人気が集中しているが、ＣＳ最終Ｓが行われているペイペイドームで報道陣に対応した栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサー（ＣＢＯ）は「（大学生の）上の方はどこのチームも評価している。ただウチはいろんな勝負をしたい。プロ野球全体としても新しいスターをつくらなきゃいけない。こっちはいろんな方法考えながら、最初にいけないかって話はしたけどね」と語った。

　名前こそ出さなかったが「最初は一番誰が欲しいんですかって話のときに、やっぱり二刀流の選手含めてつくらなきゃいけない感じもちょっとある」。さらに「何で俺が福岡いるのかみたいなことも含めて、いろんなこと考えなきゃいけない」とあえてヒントを残し、「最終的にはギリギリまで引っ張るけど、ちょっとなんか“行きましょう”そんな感じでしょ」とニヤリ。指名に関して確定はしていないとしながらも、大谷に続く二刀流のニュースター育成に色気を隠さなかった。

　◆柴田　獅子（しばた・れお）２００６年４月１８日、福岡・飯塚市生まれ。１８歳。庄内小２年から庄内ジャガーズで野球を始める。福岡大大濠では１年夏からベンチ入りし投手、内野手として出場。甲子園出場はなし。高校通算１９本塁打。直球の最速は１４９キロ。球種はスライダー、カーブ。ニックネームは「レオ」。好きな選手はドジャース・大谷翔平。１８７センチ、８７キロ。右投左打。