早田ひな、２８年ロス五輪見据え「自分の卓球をぶっ壊して新しい自分に」左腕負傷でアジア選手権、ＷＴＴ棄権

大阪市内でトークショーを開いた早田ひな（カメラ・森脇　瑠香）

　パリ五輪の卓球女子団体で銀、シングルスで銅メダルを獲得した早田ひな＝日本生命＝が１６日、大阪市内でトークショーを行い、２８年ロス五輪までの自身の改造計画を明かした。

　パリ五輪では左腕を負傷。「卓球を続けられないんじゃないかと怖かった」と振り返った。１３日まで開かれたアジア選手権を棄権し、この日は卓球の世界ツアーでフランスで開催されるＷＴＴチャンピオンズ・モンペリエの出場辞退も発表された。左手にサポーターを巻き登場した早田は「今は治療期間。一日でも早く復帰したい」と思いを語った。

　現在は下半身のトレーニングに力を入れており、「ムキムキになりたい。２８年の目標です」と宣言。集まったファン４００人の笑いを誘ったが、「めちゃくちゃやっているけど、筋肉はつかない。あまり期待しないでください（笑い）」と笑みを浮かべた。ロス五輪を見据えて「自分の卓球をぶっ壊して、新しい自分でいきたい。より攻撃的に。違う早田ひなとして、この４年プレーしていきたい」と力強く語り、拍手が送られた。