６年ぶり再結成のＡｑｕａ Ｔｉｍｅｚ太志「決意の朝に」は「つらい時に背中を押す曲」東名阪ツアー初日に来年の全国ツアー発表

再結成後初のツアー初日を迎えたAqua Timezの太志

　２０１８年に解散し、今年７月に６年ぶりに再結成した５人組バンド「Ａｑｕａ　Ｔｉｍｅｚ」が１６日、東京・豊洲ＰＩＴで東名阪ツアー「Ｒｅ：ｃｏｎｎｅｃｔｅｄ」（全５公演）をスタートさせた。

　再始動後初のツアー初日。ボーカルの太志が「じっくり、ゆっくり、この時間を味わいたい」と思いを込めて「等身大のラブソング」など全１５曲を披露。「決意の朝に」を歌い終えると「みんなにとって、つらい時に背中を押す曲であれば、うれしい。俺もこの曲に励まされたから。この５人が演奏する『決意の朝に』はすごい曲だと思ってほしい」と約３０００人が詰め掛け満員の客席に呼びかけた。

　会社員とミュージシャンの二刀流としてライブに参加するドラムのＴＡＳＳＨＩは「ツアーだから、自分たちが表現したい音楽、ディープでコアな音楽を届けたい」。バンド内での自身の立ち位置について「メンバーでもあるんだけど、ファンのみんなと同じ感覚でバンドを見ている。歌詞も歌声もサウンドも好きで、ライブも楽しい。すぐ自信をなくしがちだけど、『最高だから』と言って背中を押して支える役割でありたい」と宣言した。

　日本テレビ系バラエティー番組「有吉ゼミ」でも話題のＯＫＰ―ＳＴＡＲは「『有吉ゼミ』でＳＮＳのトレンド入りを狙っていたんだけど、できなかった。きょうライブが終わったら、つぶやいてください」。大介は満員の会場を見渡し「再結成したけど、不安も正直あった。どれくらいお客さんが来てくれるのか、未知数だから。解散前からのファンの方も、初めての方も、たくさん来ていただいて、とてもうれしいです」と感謝した。

　キーボードのｍａｙｕｋｏは、ファンへのあふれる思いを口にした。「伝えたいことは『ありがとうございます』に尽きる。解散した間にも私たちの音楽を聴いてくれたり、見つけてくれたり、待っていてくれたり。時間が止まった感覚の人もいると思います。時間を進めようではないか、前向きに。これからの人生を明るく。みんなをハグしたい気持ちです」と力を込めた。

　来年３月２９日の埼玉・戸田市文化会館から８月９日の沖縄・那覇芸術劇場なはーとまで２４か所を巡る全国ツアーの開催も発表した。また、この日からＹｏｕＴｕｂｅチャンネル「ＴＨＥ　ＦＩＲＳＴ　ＴＡＫＥ」で公開中の「虹」「千の夜をこえて」を配信リリースした。