1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

【高校野球】花巻東が3年ぶり4強…1年生左腕・万谷堅心が1失点完投…秋季東北大会準々決勝

スポーツ報知 / 2024年10月17日 6時30分

1失点完投勝ちし、力強くガッツポーズする花巻東・万谷(カメラ・有吉 広紀)

◆高校野球秋季東北大会  ▽準々決勝 花巻東2―1鶴岡東 (16日・ヨークいわき)

 準々決勝で花巻東(岩手)が鶴岡東(山形)に2―1で競り勝ち、優勝した21年以来の4強入りを決めた。背番号17の先発左腕・万谷堅心(1年)が1失点完投。同校OBで22年センバツ出場時エースだった、兄・大輝さん(19、現中大)と同じ聖地の土を踏むと力投を見せた。

 勝利が決まった瞬間、左手を力強く握りしめた花巻東・万谷が歓喜の雄たけびを上げた。143球の熱投で相手打線を5安打4奪三振1失点に抑え、練習試合を含めて高校初完投勝利。「2年生を勝たせてあげられて良かった」と先輩への思いを口にして喜んだ。打っても2番に入り、5回2死三塁から同点の中前適時打など2打数2安打1打点。投打で勝利に貢献した。

 兄の後を追う。4学年上の大輝さんは同じ花巻東で背番号1をつけ、21年秋に東北大会優勝&明治神宮大会出場そして22年センバツ出場に貢献した左腕。「(兄から)速さじゃなくてコントロールが一番大事、と言われてきた」と助言を忘れず腕を磨いてきた。同じ左腕でタイプも似ている兄へ、「兄弟だけどライバル。勝ちたい気持ちはあります」ときっぱり。成長を続けて“兄超え”を目指す。

 今夏の岩手大会、単独廃校ルールにより部員の足りなかった金ケ崎に加わり1勝を挙げた。「いかに低く、打たせて取っていくかが大事なんだと思った。公式戦で初めて感じたことがあった」と振り返った。今秋からは花巻東の一員としてベンチ入り。この日が東北大会初出場&初登板だったが「楽しみでした。ストライク先行で自分の投球ができた」と経験を生かし、緊張せずに本来の力を発揮した。

 勝てば来春センバツ“当確”となる青森山田との準決勝(18日)へ、佐々木洋監督(49)は「甲子園メンバーもたくさん残っているし投手もいい。なんとか守り抜いてワンチャンスをものにしていきたい」。万谷は「強いチームだけど自信を持って、どんどん攻めていきたい」と力強く語った。強敵を破り、兄も手にしたセンバツ切符をつかみ取ってみせる。(有吉 広紀)

 ★鶴岡東・杉浦朔投手(2年。先発して7回1/3を6安打2失点)「悔しいのひと言です。ピンチの場面で力んで低めに集められなかった。反省を次の春に生かしていきたい」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください