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【高校野球】仙台育英の193センチ右腕・山口廉王が指名待つ…24日ドラフト会議・東北勢注目選手紹介

スポーツ報知 / 2024年10月17日 7時0分

運命の日を待つ仙台育英・山口(カメラ・秋元 萌佳)

 プロ野球・ドラフト会議が24日に都内で行われる。「とうほく報知」では運命の日を控える東北勢の指名候補選手を紹介する。仙台育英(宮城)からは193センチと恵まれた体格を誇るエース・山口廉王(れお、3年)がプロ志望届を提出。伸びしろ十分の大型右腕が指名を待つ。

 プロ入りを本格的に意識し始めたのは高校3年の夏。「入学した当初は、高卒でチャンスがくると思わなかった」と明かすが「少しずつ注目されるようになってきて、挑戦してみたくなった」と自分の力を試す決断をした。

 193センチとひときわ目を引くサイズは、幼い頃からだった。中学1年時ですでに170センチを超え「ずっと成長痛に悩まされた」と中学卒業時には190センチに到達。小学時代は地肩の強さを買われて捕手だったが、成長痛もあって内野手と投手に転向。仙台育英に入学後も兼任していたが、高2の春に「憧れだった投手に絞ってプロ入りの土台をつくりたい」と専念した。

 151キロの直球に注目されがちだが、須江航監督も「総合力のある投手になれる」と評価するように、大型ながらスプリット、フォーク、カーブ、スライダーと変化球を器用に操る素質を持つ。「勢いに頼らずに投げ込んで、安定感と再現性にこだわった」と夏までのダイナミックに足を高く上げるフォームにもメスを入れ、足の高さを少し下げたフォームで試行錯誤中だ。

 さらに安定感を求めて体づくりも見直し、走り込みや筋トレで体重も97キロまでアップ。目指すはオリックス・山下舜平大投手で「体が分厚くて大きくても動ける。落ちる変化球を投げるところも似ているし、近づければ自分も同じくらいのパフォーマンスが発揮できると思う」と鍛錬する日々だ。

 運命の日が近づいているが「緊張はなく、楽しみに待つだけです」と目を輝かせる。「仙台育英のエースとして、結果で恩返しするなら、プロ入りだと思います。大事な場面を任せてもらえて、プロで長く活躍できる選手を目指したい」。エースの誇りを胸に、世代屈指の剛腕が吉報を待つ。

(秋元 萌佳)

 ◆山口 廉王(やまぐち・れお)2006年5月14日、東京・大田区生まれ。18歳。田柄二小1年時に野球を始め、宮城・高崎中時代は宮城北部シニアでプレー。仙台育英では2年秋の地区予選で初のベンチ入り。3年春から背番号1。名の「レオ」は手塚治虫の漫画「ジャングル大帝」の主人公が由来。好きな言葉は「当たり前のことを当たり前に」。193センチ、97キロ。右投右打。

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