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ミドル級トーナメント事実上中止 マッチルームが楽天チケットに法的手続き開始 六島ジムの枝川孝会長も法的手続き検討

スポーツ報知 / 2024年10月17日 14時52分

ミドル級トーナメントが事実上中止となり、怒りを隠せない六島ジムの枝川孝会長(右)とイベントプロデューサーの深町信治氏

 プロボクシングの英興行大手「マッチルーム」による賞金トーナメント「PRIZE FIGHTER(プライズファイター)」のミドル級トーナメントの準決勝、決勝が事実上中止となることが17日、決まった。この日、出場選手の1人、日本同級王者の国本陸が所属する六島ジムの枝川孝会長とイベントプロデューサーの深町信治氏が都内で会見。今月9日に今大会のマッチメイクなどを行っている英興行大手「マッチルーム」から「契約違反により、楽天チケットに対し、法的手続きを開始した」とメールが送られてきたことを明らかにした。

 楽天チケットが出資し、タレントプロダクションのNSNがイベントを主催、マッチルームがマッチメイクなどを担当し、年3回の興行を3年間行う契約だった。7月に最初の興行としてトーナメントの1回戦を大阪で開催。WBOアジアパシフィック&日本同級王者の国本陸(六島)が可児栄樹(T&T)に5回TKO勝利。元東洋太平洋、元日本同級王者の竹迫司登(かずと)=ワールドスポーツ=が、マーク・ディキンソン(英国)に判定勝ちし、日本人選手2人が準決勝に進んだ。 2人は勝利者賞金の15万ドル(約2250万円)、国本はKO賞3万3333ドル(約500万円)も手にした。しかし、その後は10月に行われる予定だった準決勝の開催時期が決まらずにいた。内容の詳細は明らかになっていないが、マッチルームが楽天チケットに契約違反で法的手続きをすることになり、事実上試合が行われないことになった。

 「延期か中止かもわからない。連絡がない」と3社から今後についての正式な回答が得られていないと深町氏。その間も国本は準決勝に向け、減量やスパーリングパートナーを呼び寄せるなど、準備を進めていた。トーナメント出場の間はほかの興行に出場できない契約だったため、枝川会長は「楽天チケットの社長へ連絡しても既読にもならない。せめて、準決勝のファイトマネーだけでも出してあげてほしい」と怒りをあらわにした。

 その後、マッチルームから事実上、契約を解除し、ほかの試合に出場することを認める通知が届いたという。準決勝で勝てば、手に入るはずだった25万ドル(約3750万円)の保証を求め、「1週間以内に何の連絡もなければ、顧問弁護士と話しをして、何らかの動きをすることも考えます」と枝川会長。楽天チケットなどに対し、法的手続きを取ることも辞さない構えを示した。

 マッチルームにとっては日本での初興行。決勝は優勝者に60万ドル(約9000万円)支払われる予定で、1回戦から合わせて100万ドル(約1億5000万円)の賞金となる高額トーナメントで注目されたが、思わぬ形で頓挫することになった。

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