３連敗中の浦和監督「不満や憤りを感じる人が多いと思う」 中断期間は「今までと違う形も試した」

浦和のマチェイ・スコルジャ監督

　浦和のマチェイ・スコルジャ監督は１７日、アウェーの東京Ｖ戦（１９日・味スタ）に向けてオンラインで会見を行った。

　チームは３戦連続の無得点で３連敗中。１３位に低迷している。日本代表の活動期間に伴う２週間の中断期間は１２日に紅白戦を行うなど、ビルドアップ、攻撃の形の改善に重点を置いた。「準備の結果が実際見られるのは土曜日（東京Ｖ戦）だが、今までとは少し違った形も試してきた」と明かした。

　この２週間は攻撃、守備、ピッチ上でのマネジメントなど多くの修正に取り組んだ。「メインはビルドアップだった。守備の面ではハイプレスと守備のセットプレーをメインに行った。あとは、全体的なゲームのマネジメント。自分たちがボールを持った時にどうするのか、失った時にどのタイミングでハイプレスにいくか。４試合でうまくできなかった時に多くの体力を使ってしまったと思う。もう１つ強調したのは、ピッチ内でのコミュニケーションです。選手たちがピッチでしっかりマネジメントできるようにしてほしい」と語った。

　堅守をベースとするスタイルだが、直近３戦はそれぞれ前半９分、前半１６分、前半１７分に失点。堅く守る相手を崩せず、３戦連続の完封負けを喫してきた。

　指揮官はチームの雰囲気について「今は最も良い状態ではない。今の我々の状況に対して不満や憤りを感じてる人が多いと思う。でも、（中断期間の）２週目に入ってからは選手たちの『この状況を変えたい』という決意を強く感じてる。大きな決意を持って、土曜日の試合で勝って順位表の位置を上げていくと私は信じている」と大きな期待を寄せた。