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神戸国際大付・津嘉山憲志郎、胸に秘める復活劇 最速148キロ右腕はトミー・ジョン手術で最後の夏登板なし

スポーツ報知 / 2024年10月18日 5時0分

ドラフト候補に挙がる神戸国際大付・津嘉山憲志郎

 プロ野球のドラフト会議が24日に迫る。関西のチームに所属し、高校、大学、社会人とそれぞれのカテゴリーで腕を磨いてきた有望選手たちも、運命の時を待つ。神戸国際大付主将の最速148キロ右腕・津嘉山憲志郎投手(3年)に、ここまでの道のりと現在の思いを聞いた。

 神戸国際大付・津嘉山はドラフト前でも、自然体だ。「評価してくれる球団があれば、ありがたいなって気持ちです」。期待を膨らませ過ぎることもなく、不安になることもないという。

 故郷・沖縄を離れ、憧れていた同校へ入学。1年夏に公式戦デビューを果たした。「1試合1試合、ほんとに楽しく投げていた」と下級生ながら抜群の度胸で打者を圧倒。だが、最上級生として新チームが始動した昨年8月、右肘痛を発症。診断の結果、医師からは、トミー・ジョン手術(内側側副じん帯再建術)が必要だと告げられた。

 全治1年以上かかる同手術を受けた時点で、在学中の投手復帰は絶望。それでも、「(状態が悪いまま)投げれば、僕がチームの足を引っ張る形になる」と11月、自身の将来のことも考え、右肘にメスを入れた。

 最後の夏は登板せず、代打として試合に出場した。高校野球引退後の現在は、10~20メートルのキャッチボールができる状態に回復。「痛みなく安心して投げられる」と良好だ。リハビリ中の9月、プロ志望届を提出。「ずっと目指してきた場所なので」と決断に迷いはなかった。「プロでは三振も奪えて、打たせて取れるような投手になりたい」。最速148キロ右腕は復活のストーリーを胸に秘めている。(南部 俊太)

 ◆津嘉山 憲志郎(つかやま・けんしろう)2006年7月24日、沖縄市生まれ。18歳。幼稚園から美東ドラゴンズで野球を始め、美東小でも同チーム所属。美東中では軟式野球部所属。神戸国際大付では1年夏の兵庫大会決勝、2年夏の同準決勝と2年連続で社と対戦し、いずれも延長タイブレークの末、敗戦投手となった。甲子園出場なし。変化球はカーブ、スライダー、フォークを操る。178センチ、92キロ。右投右打。 

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