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大谷翔平、8回特大3ラン ニューヨークのメッツファン諦めて帰った 9回球場ガラガラ ブーイングもなし

スポーツ報知 / 2024年10月18日 4時0分

◆米大リーグ ナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦 メッツ0―8ドジャース(16日、米ニューヨーク州ニューヨーク=シティフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が16日(日本時間17日)、4戦先勝のリーグ優勝決定シリーズ第3戦、敵地・メッツ戦に「1番・DH」で先発出場。8回にポストシーズン(PS)では日本人選手2位タイとなる2号3ランを右翼2階席上段に運び、ニューヨークのファンを黙らせた。PSでは無走者で22打数無安打も、走者がいれば9打数7安打の打率7割7分8厘と“無双”状態。山本由伸投手(26)が先発する17日(同18日)の第4戦に勝てば、ワールドシリーズ進出に王手がかかる。

 最後まで打球を見送ることなく、大谷は見たか、と言わんばかりに三塁ベンチを指さした。ニューヨークが静まり返る中、左手、右手と人さし指を交互に天高く突き上げた。「連戦の初戦なので何点取ってもいいですし、いいホームランになったと思います」。パドレスとの地区シリーズ第1戦以来、7試合ぶりの2号3ラン。PSの2本塁打は田口壮(カージナルス)と並んで日本人選手2位タイの記録となった。

 4―0の8回1死一、二塁の第5打席だった。この日初めて走者あり、しかも得点圏で迎えると、メギルの内角89マイル(約143・2キロ)カットボールを振り抜いた。打球速度115・9マイル(約186・5キロ)、打球角度37度、飛距離410フィート(約125メートル)。2階席に右翼ポールの内側を通って突き刺さった。山本が思わず頭を抱えるほど果てない弾道。リプレー検証でも判定は変わらず、12打席ぶりの安打に「けっこう内側だったので、本塁打だと思ってました」と本人も胸をなで下ろした。

 PSに入り、これで得点圏打率では6打数5安打の打率8割3分3厘、走者がいる状態すべてを合わせ、9打数7安打の7割7分8厘、2本塁打、8打点とまさに“無双”状態だ。この日は第4打席まで全て無走者で凡退し、走者なしでは22打数無安打(3四球)は継続中だが、ベッツは「走者がいない場面で打ってないなんて誰が気にするんだ。彼が打席に入るたびに何かが起きると期待する。それが問題なんだよ。彼も20打席、人間だっただけさ」と大谷の心境を思いやった。

 敵地は試合開始時は超満員。セレモニーでの先発発表時から大谷には大ブーイングが注がれたが、「Boo」と笑いながら入場する余裕があった。8回に大谷が特大弾を放つと、観客はブーイングもすることなく帰路についた。9回には球場はガラガラ。ニューヨーカーの心をへし折るほど与えた衝撃は大きかった。

 チームは史上2位タイとなる同一PS4度目の完封勝利で2勝1敗と勝ち越した。ワールドシリーズ進出まで残り2勝。大谷は「自分たちの野球をすれば、十分に勝利できる」と自信をのぞかせた。第4戦は山本が先発。後輩を援護しながら、夜は気温10度を下回る大都市を大谷が熱くする。(中村 晃大)

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