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「悔しい一球に」巨人・菅野智之、DeNA主砲と勝負選ぶも逆球で決勝弾浴びる

スポーツ報知 / 2024年10月18日 5時20分

7回無死、オースティンに勝ち越し弾を浴びた菅野(カメラ・上村 尚平)

◆2024 JERA クライマックスシリーズ セ・ファイナルステージ 第2戦 巨人1―2DeNA(17日・東京ドーム)

 一球に泣いた。同点に追いついた直後、1―1の7回先頭。菅野智之投手(35)が、2ボール1ストライクからオースティンに逆球となった外角高めツーシームを右翼席へ運ばれた。7回6安打2失点と力投したが、痛恨の決勝ソロを浴びて黒星。「調子が良かっただけに、あそこは四球よりも…。どっちかてんびんにかけたけど、悔しい一球になりました」と振り返った。

 序盤からアクセル全開。最速151キロの直球にカットボールなどの変化球を交ぜながら凡打を重ねた。4回は先頭・牧にレギュラーシーズン含め49イニングぶりの四球を与えたが、佐野を二ゴロ併殺。6回1死一塁では佐野を二ゴロ併殺に斬るなど3併殺を奪い、流れを呼び込むべく腕を振り続けた。

 初回から雄たけびを上げ、何度も拳を握るなど気迫を前面に押し出した。浅野や中山が好守を見せると、イニング後に自ら歩み寄り言葉をかける姿もあった。特に浅野には「マツダの時(9月21日・広島戦で失策)からだいぶ守備に不安があるのは分かっている。今日も試合前に話して、大きいプレーをしてくれたのでうれしくて」。仲間を鼓舞する姿、気合の83球にリーダーとしての自覚がにじんだ。

 阿部監督は「精いっぱい頑張ってくれた。責められない」とねぎらった。21日の第6戦までもつれた場合、戸郷が中4日で準備をするが、菅野も「最後までもつれたら僕も投げる準備をしていく。気持ちだけ切らさないようにやっていく」と中3日での登板に意欲を示した。日本シリーズ進出へ、最善の準備を施す。(田中 哲)

 ◆記録メモ

 ▼…菅野(巨)が敗戦投手となり、CS通算3勝4敗。プレーオフ(PO)、CSで通算4敗以上は、5敗の斉藤和巳(ソ)、杉内俊哉(ソ)、チェン(中・ロ)、4敗の内海哲也(巨)、沢村拓一(巨、ロ)に次いで6人目。セでは、チェン、内海の4敗と並び最多となった。菅野のステージ別の勝敗をみると、第1S●〇〇、最終S〇●●●で、最終Sは3連敗。最終Sだけで3敗は、4敗の内海、3敗のチェン、野村(広)に次いで4人目。

 ▼…巨人は5併殺。これまで、プレーオフ(PO)、CSでの最多併殺は、82年1戦の日本ハム、12年最終S4戦の中日、13年第1S2戦の西武が記録した4。また、日本シリーズでも10度記録した4が最多で、5併殺は、ポストシーズン最多。また、DeNAの5併殺打は、PO、CSでは12年最終S4戦の巨人の4併殺打を抜き最多。日本シリーズでは82年3戦の西武の5併殺打と並ぶポストシーズン最多タイ記録。

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