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【菊花賞】3連勝中の上がり馬は最内1番から一発狙う 大竹正博調教師「あまり作戦を考えなくていい枠」

スポーツ報知 / 2024年10月18日 6時30分

最内枠は大歓迎のピースワンデュック

◆第85回菊花賞・G1(10月20日、京都競馬場・芝3000メートル)枠順確定

 第85回菊花賞・G1(20日、京都)の出走馬と枠順が17日、決まった。3連勝中の上がり馬ピースワンデュックは先行力が生かせる最内枠を陣営が大歓迎した。

 有力馬で明暗が分かれた。ピースワンデュックは最内1番。陣営にとってはベストの枠だったようだ。前走はテンから行きたがる面を見せていたが、2、3走前のようにハナに立てば折り合いはスムーズ。大竹調教師も「あまり作戦を考えなくていい枠なのかな。競馬はしやすそう」と歓迎した。すんなりと逃げがかなえば、ベテラン柴田善の手腕込みで一発があっても驚かない。

 皐月賞2着のコスモキュランダは9番枠。発馬が不安定なところがあり、先入れの奇数はプラスとは言いにくい。加藤士調教師も「できれば偶数が良かった」と頭を悩ませる。それでも「1番枠は嫌だったし、ゲートがゆっくりな馬なのでこれくらいの枠がちょうどいいかも」と最後は前向きに話した。

 アーバンシックは外めの13番。決定前、ルメールは「3000メートルだから内側がいい」と話していたが、前向きな気性からも距離がやや長い印象。脚を使わされる外枠がどうか。発馬に難があるへデントールは、出遅れてももまれないで行ける16番枠が、逆にプラスに働く可能性もある。(松末 守司)

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