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力石政法がIBF王者の兄・矢吹正道との「兄弟同時世界王者」へ前哨戦で豪快KO勝利 大橋秀行会長「来年必ず世界戦やる」と後押し約束

スポーツ報知 / 2024年10月17日 21時34分

2回KO勝利の力石政法(左)は兄の世界王者・矢吹正道とポーズ(カメラ・堺 恒志)

◆プロボクシング ▽契約体重61・0キロ以下10回戦 〇力石政法(KO2回2分38秒)アルネル・バコナヘ(17日、東京・後楽園ホール)

 IBF世界スーパーフェザー級3位の力石政法(大橋)が17日、契約体重61・0キロ以下10回戦でアルネル・バコナヘ(フィリピン)と対戦した。2回に強烈な左ボディーからの右フックでダウンを奪い、KO勝ちした。7月にLUSH緑ジムから大橋ジムに移籍して初の試合を勝利で飾り、試合後は「いつでもいける準備はしている」と世界挑戦への強い希望を口にした。

 ともに30歳の2人の戦績は力石が16勝(11KO)1敗、バコナヘは17勝(12KO)9敗。

 この日、リングサイドで見守った兄の矢吹正道(LUSH緑)が12日、IBF世界ライトフライ級(48・9キロ以下)タイトルマッチで王者のシベナティ・ノンシンガ(南アフリカ)に9回TKO勝利。2年7か月ぶりの世界王座返り咲きを果たした。「めっちゃ刺激をもらいましたね。僕も負けてらんないな、みたいな」と見事な圧勝劇で応えた。

 3月にイタリア・ローマで行われたWBCシルバー・スーパーフェザー級タイトルマッチ(日本未公認)で当時の王者マイケル・マグネッシ(イタリア)に最終12回に劇的な逆転TKO勝ちした。かつてやんちゃだった力石は帰国後、20歳まで入所していた愛知の少年院で講話を行った。入院中に漢字検定2級を取得し、ボクシング引退後は大学入学も検討するなど大きく考え方が変わった。少しでも恩返しになればと「自分は出院後、成功した。目標や夢を持つ大切さを伝えた」という。

 自身も「兄弟同時世界王者」という夢をかなえるため7月に「最良の道」としてLUSH緑から大橋ジムに移籍した。WBCシルバー・スーパーフェザー級王者(日本未公認)の力石はIBF3位、WBC6位、WBO8位と3団体で世界ランク入りしており、早期での世界挑戦を目指す。この日の見事なKO勝利に大橋秀行会長も「来年、必ず世界戦をやる」と改めて後押しを約束した。

 力石は試合後、階級を上げることを示唆している矢吹に対し「フライ級(50・8キロ以下)に上げるとチャンピオンになれるかあれなの(わからないの)で、僕が世界チャンピオンになるまでライトフライにいて、減量頑張って」と訴え、会場の笑いを誘った。

 この日の試合で世界と戦える力を証明した力石がさらなる進化を果たして矢吹との同時世界王者へと突き進む。

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