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矢吹正道が岩田翔吉のラブコールにも「日本タイトル戦みたいになっちゃう」と統一戦に興味なし

スポーツ報知 / 2024年10月17日 21時53分

2回KO勝利の力石政法(左)は兄の世界王者・矢吹正道とポーズ (カメラ・堺 恒志)

 IBF世界ライトフライ級(48・9キロ以下)王者の矢吹正道(LUSH緑)が17日、東京・後楽園ホールで行われた弟の力石政法(大橋)の試合の応援に訪れた。13日の王座決定戦でWBO同級王者となった岩田翔吉(帝拳)が「自分とはタイプが違うので、実現したらKO決着になる。ファンが望んでいると感じるので、試合をやりたい」と発言。統一戦のラブコールを送られたが「興味ない。2人とも王者になったばかりで世界から認められていない。今(統一戦を)やっても日本タイトル戦みたいになっちゃう」と日本人同士での内輪の戦いになることに懸念を示した。

 タイトル奪取した12日の試合後には「この階級は、もうやらない。階級上げてダイレクトで(王者と)戦いたい」とフライ級(50・8キロ以下)への転向を示唆。「階級上げて、モチベーションが上がる選手と。オラスクアガ選手。打ち合って盛り上がると思う」と発言し、WBO世界フライ級王者のアンソニー・オラスクアガ(米国/帝拳)との対戦を希望した。

 この日、今後戦っていく階級については「まだ決めていない」と明言を避けた。「兄弟同時世界王者」が夢である弟の力石は試合後に「階級上げるって言ってたけど、返上したらフライ級で世界チャンピオンになれるかあれなの(わからないの)で、僕が世界チャンピオンになるまで、もうちょっとライトフライ級にいて、減量頑張ってほしい」と懇願した。

 矢吹は「世界王者のまま引退するのもありかな」とも話しており、今後の動向が注目される。

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