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くふうハヤテ 増田将馬外野手が兄の巨人・大輝との兄弟NPB実現へ吉報待つ…24日・プロ野球ドラフト会議

スポーツ報知 / 2024年10月18日 8時35分

ドラフト会議で吉報を待つくふうハヤテの増田(カメラ・伊藤 明日香)

 プロ野球のドラフト会議が24日、都内で行われる。今季、ウエスタン・リーグに参入したくふうハヤテでは、増田将馬外野手(26)が盗塁王を獲得し、最後まで首位打者争いもした。即戦力として十分にアピールしたが、NPB球団の動きは鈍い。ハヤテからのドラフト指名第1号と、巨人でプレーする増田大輝内野手(31)との兄弟NPB実現へ、吉報を待つ。

 増田にとって、人生の岐路が近づいてきた。昨年は、所属していた四国アイランドリーグ(IL)の徳島でNPB2球団から調査書が届いたが指名漏れ。現在26歳という年齢がネックになるのも承知している。「球団にこだわりはない。入れるのなら育成でもいい」。くふうハヤテ初年度で誕生したタイトルホルダーは、切実な思いを明かした。

 「自分もここまでできるとは思っていなかった」と迷わず自身に合格点をつけた。リードオフマンとして今季104試合に出場。リーグ戦最終盤の9月は10盗塁を積み重ね、31盗塁まで伸ばした。「まずは盗塁のタイトルをしっかり取ることが目標で、二の次だった」という打率は2割9分7厘でリーグ2位につけた。8月17日のオリックス戦から23試合連続安打マークし、暑さが続いた時期でも頼もしさを見せた。

 運命の日が近づく中、球団には調査書は届いていない。昨季のNPBで戦力外、または引退した選手の平均年齢は27・1歳。ハヤテの球団関係者は「スカウト側も年齢が引っかかっている」と話していた。7日からみやざきフェニックス・リーグに参戦。22歳の時、四国IL・徳島から育成ドラフト1位で巨人入りした兄も、弟を気にしているようで、誘われ食事をした。増田が現状を告げると「(ドラフトに)かかるといいな」と言葉をかけられたという。

 兄は、巨人がリーグ優勝を決めた9月28日の広島戦で途中出場すると、2打数2安打2打点の活躍。その姿をテレビ観戦した。「出場すれば、しっかり仕事を果たす姿が尊敬できる。それを見て、1軍の大舞台の雰囲気をより味わいたいと思った」。四国IL時代から革手袋とバットは兄のものを使用している。同じNPBのグラウンドに立つチャンスを増田は待ちわびている。(伊藤 明日香)

 ◆増田 将馬(ますだ・しょうま)1998年6月29日、徳島県生まれ。26歳。徳島商から中部学院大に進学し、3年秋に捕手でベストナイン獲得。野球に専念するため4年時に中退。社会人のジェイプロジェクトに1年、四国IL・徳島に2年間所属。二遊間や投手の経験もある。178センチ、72キロ。右投右打。家族は父、母、姉、兄。

 〇…ハヤテの記念すべき開幕投手を務めた早川太貴(24)には、阪神から調査書が届いた。今季25登板で4勝7敗の防御率3・22で、阪神戦に限ると6登板で防御率0・35と好相性。中村勝投手コーチ(32)は「(阪神の)岩崎と似たリリースポイントが持ち味。スライダーも良くなった」と評価。先発、中継ぎを経験した右腕は「どこでもできるとアピールできた」。北海道の国立の小樽商大から地元の北広島市役所で勤めた異色の経歴の持ち主が夢をつかむ。

 ◆ハヤテのNPB入団 今季からファームリーグに参入したハヤテとオイシックスから、過去にドラフト指名(育成含む)された経験のない選手がNPB12球団に移籍する際、ドラフトにかかることが必要になる。NPB在籍経験のある選手は支配下登録は7月末、育成なら9月末まで移籍可能。西浜勇星投手は9月28日にヤクルトと育成契約を結んだ。

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