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大橋悠依、引退決断は23年秋「きつい冬を越えるのはあと1回だと思わないと心が持たない」2冠の東京五輪後の苦悩も明かす

スポーツ報知 / 2024年10月18日 15時48分

知り合いが製作した似顔絵イラスト入りのどら焼きをお土産に手渡しする大橋悠依 (カメラ・小泉 洋樹)

 競泳女子の21年東京五輪個人メドレー2冠で今夏パリ五輪代表の大橋悠依(イトマン東進)が18日、都内で引退会見を行った。自身の29歳の誕生日に合わせて会見を設定し、黒のスーツ姿で登壇。恩師で所属先の総監督でもある平井伯昌(のりまさ)氏から花束を受け取った。

 大橋は引退を決めた時期について「2023年の秋頃」と説明した。その理由を「パリ五輪を目指すにあたって、冬がすごい練習がきついんですけど、その冬を越えるのはあと1回だなと思わないと、ちょっと自分の心が持ちそうにないなと思って。冬も年末によくやるセットがあるんですけど、それも最後だなと思わないと頑張りきれないなと思って、引退を決意しました」と明かした。

 21年東京五輪で日本女子初の夏季大会2冠に輝き、当初は22年に予定されていた福岡世界水泳を区切りと考えていたという。大会が1年延期となったことに伴い、パリ五輪までの現役続行を決意したが、東京五輪翌年の22年は「自分の感情がどうなってるのか把握できないぐらい頭や感情の混乱があった」と振り返る。苦しさのピークは8、9月頃。「練習を途中で上がって石松さん(正考コーチ)が話しかけてくるのも全て無視して、更衣室に逃げて部屋に帰った。そこから1、2ヶ月ぐらい泳がない時期もあった」と明かした。

 苦悩の中で過ごした東京からパリまでの3年間だったが、自身の支えになったのは「オリンピックという舞台で、自分の力を出せた。びびったりしましたけど、結果がもうどうなってもいいから自分の泳ぎをすると勇気を出してレースをすることができた」という経験だった。恩師の平井監督や憧れの先輩だった入江陵介さんも駆け付ける中で引退会見を終え、「最後は晴れやかな気持ちで引退を迎えることができて、すごく誇りに思います」と笑顔だった。

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