宝塚星組トップ・礼真琴、衆院選期間中に首相役を演じ「いつも以上に真面目にニュース見た」

星組公演の通し稽古後、囲み取材に出席した礼真琴(左)、舞空瞳

　宝塚歌劇団の星組トップスター・礼真琴、トップ娘役・舞空瞳が１８日、東京宝塚劇場で「記憶にございません！」「ティアラ・アスール　ディスティーノ」（１９日～１２月１日）の通し稽古後、囲み取材を行った。

　「記憶に―」は、三谷幸喜監督の同名映画が原作。内閣支持率も人間的にも最低な黒田啓介首相（礼）が、投石事件に遭って記憶を失ったことをきっかけに、真人間に生まれ変わろうとする。

　上演が奇（く）しくも、衆議院選挙期間と重なったことから、礼は「そうなんですよね」と苦笑い。「テレビをつけると政治のニュースであふれていて。でも、『これはチャンスだ』と思いながら政治家の皆さまの立ち居振る舞いなど、いつも以上に真面目にニュースを見ました」と明かし、「いざ東京に来て（永田町の）近くで公演させていただくからには、私たちも日本を背負って頑張りたいと思います」と意気込んだ。

　本公演千秋楽をもって退団する舞空は、「ショーでは、礼さんとふたりで踊らせていただく場面が多いのですごくすごく幸せ。一公演一公演を大事に務めたいと思います」と瞳を潤ませながら語った。