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柔道・パリ五輪金の角田夏実、巨人戦で「心臓バクバク」始球式 ワンバンも「どっか飛んでいかなくて良かった」

スポーツ報知 / 2024年10月18日 18時53分

セレモニアルピッチに登場したパリ五輪柔道金メダリストの角田夏実(カメラ・宮崎 亮太)

◆2024 JERA クライマックスシリーズ セ・ファイナルステージ第3戦 巨人―DeNA(18日・東京ドーム)

 柔道女子48キロ級でパリ五輪金メダルの角田夏実(SBC湘南美容クリニック)が、第3戦のセレモニアルピッチを務めた。

 パリ五輪で日本選手団第1号の金メダルに輝いた角田は大歓声に迎えられ、名前にちなんだ「背番号723(なつみ)」のユニホームで登場。山なりの投球はワンバウンドで捕手のミットに収まった。マウンドを降りる際は胸に手を当て「(五輪とは)また違った緊張感があって、同じぐらい心臓がバクバクした。柔道は試合が始まってしまえば緊張感はなくなったんですけど、いまだに自分の心臓の鼓動が聞こえるぐらい緊張してます」と振り返った。

 始球式は自身2年ぶり2度目。今回の大役が決まると、グローブを購入して約1週間前から練習を開始した。夜の真っ暗な公園で「最初は本当に真っ直ぐ飛ばなくて、受ける人が走り回って取ってくれる感じだった」と苦笑い。前夜は始球式の夢を見て「朝起きた時に『あれ、私始球式終わったかな』と思った」というほど不安の中で迎えたが、本番では真っすぐに投球。勝負強さを見せた五輪女王は「どっか飛んでいかなくて良かった」と胸をなで下ろした。

 父・佳之さんが巨人ファンで、球場には子どもの頃から何度か観戦に訪れたことがあるという。CS最終Sで初戦から2連敗と苦しむ巨人へ「こんなに大事な場面で投げさせていただいて本当にありがとうございます。少しでも私のパリ五輪の金メダルの力を分け与えられたらと思います。頑張ってください」とエールを送った。

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