1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

中谷潤人の親友エイドリアン・アルバラードが3―0判定勝ち 「いつか日本で潤人たちの世界戦前座に出たい」

スポーツ報知 / 2024年10月18日 20時35分

3-0判定勝利のエイドリアン・アルバラード(カメラ・堺 恒志)

◆プロボクシング ▽バンタム級(53・5キロ以下)8回戦 〇エイドリアン・アルバラード (判定) エイドリアン・レラサン●(18日、東京・後楽園ホール)

 WBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M・T)の親友エイドリアン・アルバラード(米国)がバンタム級ノンタイトル8回戦で東洋太平洋同級12位エイドリアン・レラサン(フィリピン)と対戦。2回にダウンを奪うなどして3―0の判定勝ち。日本リングでのデビュー戦を白星で飾った。

 戦績は25歳のアルバラードが11勝(5KO)2敗1分け、25歳のレラサンが14勝(6KO)7敗。

 WBC世界同級王者・中谷潤人(M・T)、WBO世界フライ級(50・8キロ以下)王者アンソニー・オラスクアガ(米国/帝拳)の、15歳の時からの親友2人が観客席から声援を送る中、アルバラードは右強打からボディー、アッパーなど積極的な攻撃を仕掛けた。「相手はKO負けをしたことは知っていたので、ボディーを狙って、ストレートで崩していこうと思った。打ち合いになったら、中で戦おうと思った。自分のパンチの方がクリーンヒットしていて、相手のパンチはガードの上だった」。2回には連打でダウンを演出。なおも右でロープに飛ばした。レラサンも体を寄せて右フック、ボディーなどを打ち込んで勝機を探ったが、アルバラードは硬いディフェンスでしのいだ。勝負は判定へ。76―75、76―75、77―74の3―0でアルバラードが“エイドリアン対決”を制した。

 「自分はもっといい選手だと信じているので、実力を見せられなかった」とアルバラード。それでも「潤人、トニー(オラスクアガの愛称)の声は聞こえていた。3、4回にパンチを受けて少し聞こえにくくなったけど、皆の声援は聞こえていた」と笑った。『はじめの一歩』をアニメで見て以来、後楽園ホールで試合をするのが夢だったというアルバラード。中谷は「ホールでエイドリアンが試合をして、僕が応援している状況なんて、想像していなかったので、新鮮すぎます。最初は良い立ち上がりだったけど、良いパンチをもらって緊張感がずっとあった。ヒヤヒヤしましたが、ホッとしました」と自分の事のように喜んだ。トニーも「相手のパンチが良くて少し心配したけど、エイドリアンが強い気持ちを見せることができてうれしかった。かれは本当のファイターだと示すことができた」と歓喜した。

 アルバラードは今月6日に来日。その後は世界戦を14日に控えていた中谷、オラスクアガとともに神奈川・相模原市のM・Tジムで調整してきた。試合直前には、14日に4度目の防衛戦(ペッチ・ソー・チットパッタナ=タイ=に6回TKO勝ち)を終えたばかりの中谷が、アルバラードの汗出しのため、一緒にロードワークに付き合ってくれたという。「いつか、日本のファンの前で、潤人とトニーの世界戦の前座で試合がしたい」と言うアルバラードに、中谷も「今日、エイドリアンが勝って3人そろって勝利と、良い締めくくりができました。いつか3人そろって日本で試合ができる夢を成し遂げたい」と笑顔を見せた。中谷は激闘から4日がたったが「筋肉痛も取れたので、21日から練習を始めようかなと思います」と次戦に向けて早くもスタートを切る意向を示していた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください