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【箱根駅伝予選会】立大が1位通過 史上最長ブランクとなる63年ぶりのシード権狙う 高橋監督「大崩れすることなく走りきった」

スポーツ報知 / 2024年10月19日 11時13分

予選一位通過の立大(カメラ・岡野 将大)

◆報知新聞社後援 第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)予選会(19日、東京・立川市陸上自衛隊立川駐屯地スタート~立川市街地~国営昭和記念公園ゴール=21・0975キロ)

 43校が参加し、各校12人以内がハーフマラソン(21・0975キロ)を一斉スタート。上位10人のハーフマラソンの合計タイムで競い、上位10校が箱根駅伝本戦(来年1月2、3日)の出場権を獲得した。今年4月に就任した高林祐介監督(37)率いる立大は1位で通過し、3年連続30回目の出場を決めた。

 10月としては暑い気温23度での予選会。厳しい闘いを予想していたという高橋祐介監督は「かなり厳しいコンディションではあった。その中で大崩れすることなく、ハーフの距離を走りきってくれた」と選手をたたえた。本戦では「しっかりシード権をとれるように準備していきたい」と箱根路を見据えていた。

 前回優勝の青学大をはじめシード10校、予選会通過10校と、予選会敗退校の選手で編成されてオープン参加する関東学生連合の計21チームが101回目の継走に臨む。

 昨年の予選会は第100回記念大会だったため、例年より3増の上位13校が出場権を獲得できたが、今回は例年通り、予選会からの出場枠は10校だけ。「箱根への道」は険しく、厳しいが、立大は堂々と勝ち上がった。

 立大には勢いがある。前々回に大会史上最長ブランクとなる55年ぶりの復活出場を果たし、本戦18位。前回の予選会では直前に上野裕一郎前監督(39)が不適切な行動を取ったとして解任されるというトラブルがあったが、2年連続で6位通過。学生主体で臨んだ本戦では14位に浮上した。

 今年の4月に駒大OBの高林監督が就任。立大に「速さ」を植え付けた上野前監督の後を受けた新指揮官は「強さ」を加えた。

 6月の全日本大学駅伝関東選考会では5位で通過し、初の本戦(11月3日)出場を決めた。さらに夏にはこれまで以上に走り込んだ。前回3区8位と好走した主力の馬場賢人(3年)は「今年の8月は約800キロを走りました。去年より100キロ多いです」と充実の表情で話す。

 30回目の出場となる節目の箱根駅伝では63年ぶりのシード権(10位以内)の復活を目標に掲げる。実現すれば2009年に44年ぶりにシード奪回した明大を超える最長記録となる。

 55年ぶりの本戦出場に続いて、63年ぶりのシード奪還の「最長復活2冠」へ。立大の挑戦は第101回箱根駅伝の見所のひとつとなる。

【シード10校】

青学大

駒大

城西大

東洋大

国学院大

法大

早大

創価大

帝京大

大東大

★関東学生連合

【予選会通過10校】

(1)立大    10時間52分36秒 3年連続30回目

(2)専大   10時間53分39秒 2年ぶり72回目

(3)山梨学大  10時間54分6秒  5年連続38回目

(4)日体大   10時間55分58秒 77年連続77回目

(5)中央学院大 10時間56分1秒  2年連続24回目

(6)中大    10時間56分3秒  8年連続98回目

(7)日大    10時間56分53秒 2年連続91回目

(8)東京国際大 10時間58分53秒 2年ぶり8回目

(9)神奈川大  10時間59分12秒 2年連続55回目

(10)順大    11時間1分25秒 14年連続66回目

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(11)東農大   11時間1分26秒 

(12)明大    11時間2分24秒

(13)国士舘大  11時間2分40秒

(14)東海大   11時間3分39秒

(15)流通経大  11時間5分11秒

(16)駿河台大  11時間9分10秒

(17)麗沢大   11時間12分5秒

(18)筑波大   11時間12分17秒

(19)明学大   11時間12分56秒

(20)武蔵野学大 11時間15分24秒

(21)日本薬科大 11時間15分30秒

(22)拓大    11時間16分3秒

(23)芝浦工大  11時間16分13秒

(24)上武大   11時間16分20秒

(25)平成国際大 11時間16分29秒

(26)東経大   11時間21分4秒

(27)亜細亜大  11時間21分51秒

(28)桜美林大  11時間22分4秒

(29)慶大    11時間23分10秒

(30)関東学大  11時間24分25秒

(31)育英大   11時間38分51秒

(32)立正大   11時間41分46秒

(33)湘南工科大 11時間55分40秒

(34)国際武道大 11時間58分35秒

(35)清和大   12時間2分53秒

(36)東大    12時間3分21秒

(37)東大大学院 12時間13分59秒

(38)東京科学大 12時間23分49秒

(39)東京理科大 12時間29分22秒

(40)一橋大   12時間30秒34秒

(41)千葉大   12時間34分39秒

(42)防衛大   12時間50分47秒

(43)埼玉大   12時間53分33秒

 ◆立大 1920年に陸上競技部創部。箱根駅伝には34年に初出場し、57年に最高の3位になった。68年を最後に箱根路から遠ざかっていたが、2023年に大会史上最長ブランクとなる55年ぶりの復活出場を果たした。出雲駅伝は出場なし。全日本大学には今年、初出場する。タスキの色は江戸紫。陸上部OBは36年ベルリン五輪800メートル代表の青地球磨男氏、2016年リオ五輪、21年東京五輪、24年パリ五輪で女子競歩代表の岡田久美子ら。

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