３年目を終えた新庄監督の去就は…阪神では３年目にブレイク 日本ハムでも加入３年目に日本一

試合後、小久保監督（手前）に向かって拍手を送る新庄監督（カメラ・義村　治子）

　敗退の悔しさを抑え、敬意を持って日本ハム・新庄剛志監督（５２）は同学年の小久保監督に拍手を送った。約５秒、沈黙し「シナリオ通りいかなかったですね。まだまだ、凡人やね」。３連敗で最終Ｓ敗退。「３勝３敗までいったら、どっちが勝ってもいい気持ちでいた。盛り上げられなかったことの悔しさが強烈にある。全て僕のせい」と絞り出した。

　進退を懸け、「完全燃焼」を掲げた短期決戦。自身の去就については２４日のドラフト会議後に明かすと表明した。「今後、僕がどうするかはドラフト会議が終わった時にしっかり答えを出しますので。ちょっと待っていてください」。球団は２年連続最下位からチームを押し上げた手腕を評価し、続投要請の方針だ。

　勝負の３年目は貯金１５の２位と躍進。積極起用してきた若手が次々と開花し「成長度は１２球団ナンバーワン。よく、僕のやり方についてきてもらった」と胸を張った。阪神では３年目にブレイクし、日本ハムでも加入３年目に日本一。昨年６月には「マックス３年かな」と語っていた。「選手には上を向いてやってほしい。（ドラフト時に）答えます」と球場を後にした。