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大谷翔平、第1打席は右前打 リーグ優勝決定シリーズは全5試合出塁 勝てばWS進出の大一番

スポーツ報知 / 2024年10月19日 6時14分

◆米大リーグ ナ・リーグ優勝決定シリーズ第5戦 メッツ―ドジャース(18日、米ニューヨーク州ニューヨーク=シティフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が18日(日本時間19日)、4戦先勝のリーグ優勝決定シリーズ第5戦、敵地・メッツ戦に「1番・DH」で先発出場。初回先頭の第1打席は右前打を放ち、3試合連続安打とした。4球目には死球ギリギリの内角攻めをされるも、6球目の外角スライダーを打ち返した。これで今シリーズは5戦全て出塁となった。

 この日のメッツ先発の左腕、D・ピーターソン投手(29)とはレギュラーシーズンで通算7打数2安打の打率2割8分6厘、1打点だった。この日まで1勝3敗と後のないメッツは第1戦に先発した千賀滉大投手(31)をリリーフ待機させる方針で、展開次第では試合序盤から大谷との日本人対決が再び発生する可能性もある。

 前日17日(同18日)の第4戦ではプレーボールから21秒後に破壊音が鳴り響いた。0―0の初回先頭。大谷はキンタナの2球目を振り抜き、打球速度117・8マイル(約189・6キロ)で右中間の敵軍ブルペンに打ち込んだ。PSに入り、26打席目にして生まれた走者なしでの初安打が日本人選手初のPS先頭打者アーチとなった。

 第3戦の8回に見舞った特大3ランから2打席連発の3号先制ソロ。09年の松井秀喜(ヤンキース)以来となるPS2戦連発でいきなり山本を援護した。16日(同17日)の第3戦終了時点で走者ありでは9打数7安打の打率7割7分8厘、特に得点圏では6打数5安打の8割3分3厘と打ちまくる一方、無走者では22打数無安打(3四球)。怪現象に終止符を打った。

 第2打席からは3打席連続で四球を選び、全て生還を果たした。PSでの1試合3四球、4得点も日本人選手初と1番打者として理想的な働きだった。試合後には「敵地で昨日、今日といい野球ができていると思うので、それを継続して明日につなげたいですし、明日しっかり決めるという気持ちを持って全員で頑張りたいと思います」と意気込んでいた。大谷の目標はあくまでワールドシリーズ制覇。敵地・ニューヨークで一気に世界一挑戦への切符をつかみ取る。

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