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大谷翔平、第3打席はポテンヒットで4試合ぶりマルチ安打 “無走者の呪縛”どこへやら 勝てばWS進出

スポーツ報知 / 2024年10月19日 7時31分

◆米大リーグ ナ・リーグ優勝決定シリーズ メッツ―ドジャース(18日、米ニューヨーク州ニューヨーク=シティフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が18日(日本時間19日)、4戦先勝のリーグ優勝決定シリーズ第5戦、敵地・メッツ戦に「1番・DH」で先発出場。6点を追う4回2死の第3打席は初球の内角ボール球に手を出し、ラッキーな左前へのポテンヒットとした。今シリーズ第1戦以来4試合ぶりのマルチ安打。“無走者の呪縛”とは完全におさらばだ。

 この日のメッツ先発の左腕、D・ピーターソン投手(29)とはレギュラーシーズンで通算7打数2安打の打率2割8分6厘、1打点だった。初回先頭の第1打席では右前打を放ち、3試合連続安打。今シリーズは全5試合連続出塁とした。

 3点を先制された直後の2回は2死一、三塁で第2打席を迎えると、初球の暴投で1点を返し、なおも2死二塁から四球を選んだ。4球目の後、右目にゴミが入ったのか打席を外した大谷。一度打席に入るももう一度外し、球場はブーイングに包まれた。ロバーツ監督らもベンチから飛び出したが、後戻り。結局6球目を見極めた。この日まで1勝3敗と後のないメッツは第1戦に先発した千賀滉大投手(31)をリリーフ待機させる方針で、展開次第では試合序盤から大谷との日本人対決が再び発生する可能性もある。

 前日17日(同18日)の第4戦ではプレーボールから21秒後に破壊音が鳴り響いた。0―0の初回先頭。大谷はキンタナの2球目を振り抜き、打球速度117・8マイル(約189・6キロ)で右中間の敵軍ブルペンに打ち込んだ。PSに入り、26打席目にして生まれた走者なしでの初安打が日本人選手初のPS先頭打者アーチとなった。

 第3戦の8回に見舞った特大3ランから2打席連発の3号先制ソロ。09年の松井秀喜(ヤンキース)以来となるPS2戦連発でいきなり山本を援護した。16日(同17日)の第3戦終了時点で走者ありでは9打数7安打の打率7割7分8厘、特に得点圏では6打数5安打の8割3分3厘と打ちまくる一方、無走者では22打数無安打(3四球)。怪現象に終止符を打った。

 「敵地で昨日、今日といい野球ができていると思うので、それを継続して明日につなげたいですし、明日しっかり決めるという気持ちを持って全員で頑張りたいと思います」と意気込んでいた大谷。目標はあくまでワールドシリーズ制覇。敵地・ニューヨークで一気に世界一挑戦への切符をつかみ取る。

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